キッチンでの恐怖体験

※これは、私が約15年ほど前にイタリア留学した時のお話です。

さて、フィレンツェ生活2～3日目頃でしょうか。。。紅茶でも飲もうかと思い、キッチンでお湯を沸かしている時のことでした。
ご機嫌なマリアがキッチンにやって来て、何やら物凄い勢いで話しかけてくれるわけです。（ニコニコしていたのと、鼻歌歌ってたからご機嫌と判断）
すこーし耳はイタリア語に慣れてきてるとは言え、まだまだ日常会話できるレベルじゃない私は、マリアの話がちんぷんかんぷん。
だけれども、ガッツリ日本イズムが体中に流れている私からすると、やっぱりしっかり対応したい。なんなら、交流してイタリア語しゃべれるようになるきっかけにしたい。そしてマリアの事を知りたい。

そこで、伝家の宝刀、電子辞書イタリア語バージョンを持ってきて、聞き取れない単語をマリアに打ち込んでもらいました。
みみでは、ミクロオーガズモ？とかミクロオーガニズモ？だか、そんなように聞こえるその言葉をマリアが打ち込んで。。。
訳してみると

微生物、細菌

て、出たわけです。
マリア、満面の笑みからの「微生物・細菌」

こっわっっっっっっ（←心の声）
ヒヤッとした私、ほんでなんか

恐&怖

可愛いテーブルクロスが敷かれているテーブルを指さし、テーブルを拭くようなジェスチャーをしたような？してないような？
そして、何より怖いのがこの時、自分が何て言って対応したのかを全く覚えていない…
Grazie!
とか言ったのかな…？ぜーんぜん覚えてないんです。これもまた怖い。
そのあと、マリアはキッチンを出て行ったのですが、マリアは何が言いたかったのか。。。未だにわかりません。
で、後日、イタリア語に余裕が出てきた頃に、電子辞書で同じ言葉を検索してみようと思ったけど、それもまた出てこない。
ちなみに、今微生物で検索すると、microrganismiとちゃんと出てきます。
ただ、あの時、マリアが突然私に微生物の話をしてきて、いったい何が言いたかったのか…未だ謎でございます。