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正しいって何だろうね⁇

認知症コミュニティで入居6日目のおばぁさま。

「娘はいつ来るのかしら。私もよもや、こうなるとはね。」

独り暮らしはもう限界・・・。

誰もがそのように判断して、グループホームに入所されたおばぁさま。

本人だけが反対してた。弱かった反対勢力。

確かに、おばぁさまのような家庭環境は、周りへの迷惑を考えると独り暮らしは反対されるのだろう。

周りは『独り暮らししてるおばぁさま』の心配をしてるのでは無い。

『おばぁさまが独り暮らししてる状態』を心配してるのだ。

いろいろと考えられる危険性を目の前に突き付け、独り暮らしは危ないことを正当化する。

確かに間違っちゃいない。

だけれどね

独り暮らしのおばぁさまの想いも間違っちゃいない。

互いの正しさの中で翻弄されるおばぁさま。


ものごとは表裏一体である。

右・左、どれも正しい。総てはひとつ。


おばぁさまの口から出た「よもや……」の御言葉。

「よもや」の醍醐味を知らないからこそである。

新しいものへの不安や恐怖を生きる力に変えるのが、わたしたちの使命なのだ。


言わせてやろう。

「よもやこんな暮らしがあるとは…」と。

覚悟せよ、おばぁさま♪

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