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【連載小説】ファンタジー恋愛小説:星彩の運命と情熱 第二十五話 星の石。ひ、光ってる! お、お化け?!

前話

 なんなく炎の遺跡を出て、リアナはシルヴァリアを飛ばすと、シルヴァリアは巨大化した。そこへよっこらしょ、と乗り込む四人である。小屋の中のベッドにフィオナと寝転んで疲れを癒やす。
「ひょー。やっと一安心できるー」
「ほんとー」
「って。あんた。何もしてないじゃないの」
「だって。私は風の神殿に行かないといけないもの」
 その事実にげ、と下品な声を出すリアナだ。
「もしかして水の神殿もあるわけ?」
「でしょうね」
 げげ、とさらに下品な言葉を出すリアナである。そこで、リアナは異変に気づく。
「ふぃ、フィオナ。方位磁石とか入れている袋がピカピカ光ってる」
「あ。ほんとだ」
 フィオナは体を起こすとその袋を開けて中を見る。
「何これ? こんなものあった?」
「こ、これが光ってたの?」
『リアナ、フィオナ。無事試練を乗り越えたようですね』
「う、うわぁ! 石がしゃべったー!!」
 リアナの悲鳴に近い叫び声にセイランもマルコも飛び込んでくる。
『私が話すだけでお化け扱いはしないで頂戴。それはあなた達に持たせた星の宝石です。セイランもいますね? 星の泉、というのは知っているかしら?』
「ええ。確か古来よりステラノヴァの伝説の中で点在する遺跡の一つです。そこがどうかしたんですか?」
『シルヴァリアを近くの星の泉に行くようにリアナに言って頂戴。今、私が言ってもうまく言えないでしょうから。ほんと、リアナは困った子ね』
 優しげなシェイラの声にリアナもいささか正気に戻る。
「ま、まさかまた何かの試練が?」
『私と会うときにはありませんが、グレートマザーの前にはあるでしょうね。偉大なる母と言われるほどの方ですからね』
ひー、っとリアナはフィオナにしがみつく。
「もういやー。帰りたい」
『あら。リアナ本当に帰りたいのですか? それならそうと言えば良いのに』
 リアナが試練に恐怖を持っているとしてもそれは表向きだけだとシェイラは知っている。これまでの体験で次第にリアナに使命への気持ちが変わってきている。それはセイランとの絆を作り始めてから始まった心の変化だった。
「い、いいえ。星の泉に行きます」
 どもりながらもはっきりと言うリアナである。その声の力強さに納得したのかシェイラは星び石を介しての通話は終わった。星の石はいつの間にか光を失っていた。
「じゃ、俺、シルヴァリアに星の泉の遺跡へ行ってもらうように言ってくる」
「って、意思疎通ができるようになったの?」
「いや、セレスが仲介してくれる」
「まぁ。セレスちゃん。お利口ねー」
 急に崩れたリアナに皆まじまじと見る。
「それが、さっきまでびびっていた人間か?」
「そうだけど?」
「運が悪かったな。セイラン」
 ぽん、肩をマルコが叩く。
「別に構わない。もう観念してるから」
 そう言ってすたすたと小屋を出て行く。
「ちょっとー。私のシルヴァリアよー」
 リアナが追っていく。好きなのか嫌いなのかはっきりしてくれ、マルコとフィオナは互いに言い合っていた。
 
 星の泉で何があるのだろうか?
 
 星の泉は星の位置を見たり、古来から占星術やこの世界に縁在るところだ。シェイラはそこで何をしよう当のだろうか。
 
 セイランはリアナを心配しっぱなしだった。
 
 惚れた俺が悪いのか。
 
「ちょっとセイラン。行き場所は?」
「ああ。ここだ」
「どれどれ」
 二人は頭を突き合わせながらいつまでも地図を見ていた。

 


あとがき

アレクサに叫ぶこと数回、やっと押尾コータローさんの曲はかかったけど、これ、子供産んでたら育児で発狂する。産んで無くて良かったと思う。結婚もしてないけど。被害を一つでも減らせてよかった。ほっと一安心。

頭の中は真っ白。

これでストックも無くなり、昨夜書いていた物を今載せたので、これから執筆もしないと。
午後、アマゾンさんが荷物を持ってくるまで暇なので書いてます。新たな場所がいるのでそこへシルヴァリアは飛んでます。まだセレスちゃんは雛なのでリアナは崩れています。いや、壊れているかネジが何本か抜けているか。

さてこの後は訳あり姫でも出しましょうかね。まだ時間はある。行ってきまーす。ここまで読んで下さってありがとうございました。

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