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【連載小説+あとがき+エッセイの勉強中】連載小説 気づいたら自分の小説の中で訳あり姫君になっていました(52)+あとがき+エッセイの勉強中「阪神最下位ー(T-T)」

前話

「ゼルマ、どうしたんだい? そんなに泣きじゃくって。風邪引くよ」
「いい。馬鹿な私なんて風邪でも何でも引けばいい」
 泣きながら言う。言ってることの半分もわからないと思うけれど。背中にふわり、と暖かさがやって来た。ウルガーの残り香。上着だ。
「泣いていることはいいよ。悲しいときはいつだって泣けばいいんだから。ただ、あの赤ちゃんをマチルダ様に預けるまではゼルマがお母さんになってあげて」
「私? 私が?」
「託されたのは君だよ。君があの方のお母さんの代わりだ。いいから戻る。鼻水でずびずば言ってても赤ちゃんは気にしないよ」
 ウルガーが手を引き上げて、立ち上がる。本当に、泣きすぎて鼻がずびずば言っている。そんな私にダメ出しもせず、ただ、診療所に向かう。戻れば赤ちゃんが大泣きしていた。私は駆け寄る。
「どうしたの? お腹が空いたの? お母さんが欲しいの?」
 矢継ぎ早に言う私の肩にウルガーが手を置く。
「そんなに言っても通じないよ。おしめじゃない?」
「あ」
 そうだった。しているおしめは濡れていた。
「おしめ、どう変えればいいの?」
 私の大ボケにウルガーが転けそうになる。
「アイリとクラーラの時と同じだよ」
「そっか。おしめ頂戴」
 やり方をやっと思い出した私は四苦八苦しておしめを替える。
「うー。すごい匂い。はい。ウルガー、洗濯してきて」
「どうして俺が? アーダに任せるよ。呼び出しかけているからその内来るだろう」
 言ってると噂をすればなんとやら。アーダがやって来た。
「ゼルマ様、ウルガー様。おしめとは? お世継ぎですか?」
「産んでない!」
 私とウルガーが同時に答える。
「この女の子が託されたんだ。母御に。母御は亡くなられた。マティアス兄上とダーウィット兄上が埋葬したよ」
「そうですか……」
 少し暗い目をしたアーダだったけれど、すぐ復活した。
「で、洗うおしめはどれですか?」
「これ~」
 鼻をつまみながら渡す。
「ゼルマ様。そんな事では国母に成れませんよ」
「国母なんてどうでもいい~。くさい物はくさいの~」
「ゼルマは、子供だな。確かに婚礼は早いね」
 くすくすウルガーは笑うと、新しいおむつになって上機嫌の拾い子を抱き上げる。
「ほーら。お兄ちゃんだよー」
「あら。お父さんじゃないの? 私にお母さんだって言っていたのに」
「託されたのはゼルマだもん。俺は、親戚のお兄ちゃん」
「なーにが、お兄ちゃんよ。美人を前にデレデレしてたくせに」
「あ」
 ウルガが言う。
「何よ」
「マチルダ様に焼き餅妬いてたのか。俺はゼルマ一筋だよ」
「もう。知らない。さぁ、スティーナ。ママの所へおいでー」
 ウルガーから強奪する。
「スティーナって、名前決めたの? マチルダ様が決めるのに」
「それまでの仮の名よ。ねぇ。スティーナ。高い高い~」
 私はスティーナと名付けた子をあやす。
「スティーナは良い名前ね。ゼルマ」
「お母様!」
 おそらくすぐに連絡を入れたのだろう。お母様が用事を済ませてから来られた。私が焼き餅を妬いて時間がかかると踏んでいたに違いない。そういうお方だ。
「あなたには、可愛い男の子を産んでもらわないとね。さぁ。ばぁばの所に来なさい」
「お母様~」
 スティーナを今度はお母様に取られて私は頬を膨らます。それをウルガーが潰す。

 拾い子事件が起きた初めての日だった。


【あとがき】
この辺まではちゃんと筋が通った順番ですが、元々の番号のものを消してしまい不明なので狂ってくるかもしれません。恐怖。書き足しはようしません。今日も体調不良。ろくに歩けません。座骨神経痛となぜか右の膝の骨が痛くて歩行がかなり無理だったので半日寝て、お昼食べてから、なんとかしてます。今日も阪神戦。見ますが、最下位。どうして去年の勢いはとこれは下のエッセイの勉強中にて。たまには星の誓いを載せたいのですが、もう1話書いてからにします。いい四文字熟語を知ったので。漢検の勉強は広いものがあってもうけもんです。便利です。日本語検定が京都でもあれば受けて居るのになぁ。大阪なのでいけません。迷う。

【エッセイの勉強中】
阪神が最下位-。春は元気がいいはずなのに。五月から勝つか? との見方もしてます。四月はもう連勝はないかもしれません。それでもテレビ中継と虎テレで最後まで見る。その後はぱったりと寝ます。ポケモンスリープで健やかな睡眠が来ています。今日は一番早く寝て起きたようです。ライコウ友達になりたいー。でもあと二日でイベント終了。なので次の土地までのレベルアップを試みてます。なにやら道具で連携できるらしいのですが、goはパケ代を食うのでしません。歩かないしね。歩いていても決まった道なのでゲットできるポケモンが偏る。お菓子食べたいなーって。100円で買ったココナッツサブレがあるではないか。母に言って一緒に食べようっと。どうも母もお昼のお菓子がないとだめになったらしい。私的にはお供えで、と買ってるけれど、半分はその日のおやつ。仕事場にたくさん売っているのでつられてたくさん買ってしまう。現在、ようやく恐ろしいキャリア決済が解決したので、ほっと一安心。あとは地道に生活。大分かかりましたからね。いろいろと。ただ、タブレットのキーボードを買いすぎてるような…………。お金の管理がんばろ。

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