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【子育て】アホキャラのがいいんだって

娘は気難しい。
かわいいのだが,扱いを間違えると
手をつけられないほど怒るので,
我が子ながらちょっと気を遣ってしまうような時がある。

そんな娘は予定を変更すると,
機嫌が悪くなることがある。
昨日は夕飯に,一緒にカレーを作ろうと言っていた。
しかし,いざ作り始めようとして材料を出していったら,
カレー用に買っておいた肉より,
消費期限が短い肉があったことに気づいた。

一緒に野菜を切るのを楽しみにしていた娘,
「焼肉に変更しない?」
と言ったら怒るだろうな…。
「わぁ,この肉の方が早く使わなきゃいけないんだった!」
と言っただけで,ギロッと目つきが鋭くなったもん…。
怖いな,どうしよう…。

私はもうこれしかないと,
アホキャラを演じることにした。
「いっけなぁ~い,この肉があるの,わっすれてたよぉ!
 今日は,焼肉にしちゃおっか~(^_-)」
娘はにらみ具合が激しくなり,
「でも肉,焼くだけでしょ。野菜切らないでしょ」
と絡んできたので,
「Oh, イェイ! ラクチンだね~。やったー♬」
などと言いながら,
にこやかに娘のほっぺたを両手でつまんで,
怒りから気を散らす努力をした。

娘は最初はにらんでいたのに思わず吹き出し,
「じゃあ,いいよ,焼肉で…」
と,少し二ヤつきながらも,
怒った姿勢を崩さずに言い放った。でも
「ママ,どうしたの…?」
と少し動揺もしていたので,
本気で狂ったわけではないと説明する代わりに,
「ママ,びっくりして,アホキャラになっちゃったよ〜」
と,補足しておいた。

娘がキッチンを出て,
宿題をしに行ったのでホッとして,
焼肉の準備を始めていたら,
娘が宿題をしながらボソッと言った。
「ママ,アホキャラの方がいい…」

「え,今,何て?」
私は耳を疑ったが,
娘には思いのほかアホキャラがウケたようだ。
「なんでなんで?」
と,ややアホっぽさが残る,
弱めのアホキャラで訊ねると,
「だって優しいもん…」
と,またボソッと言った。
「え,アホキャラだと優しいのぉ?」
弱アホキャラを続けながらまた訊ねると,
「うん,ほっぺた,つまんだりするもん」
とのこと。

確かにいつもの私のクールキャラ(?)では,
そういうことはしない。
それに,怒り始めたら,
「こっちのお肉の方が古いから,
 先に食べないと腐っちゃうでしょ」
などと理詰めで迫ってしまいがち。
確かにアホだとけんかの相手にはならないよね。

そういえばそうだよ,
もう今後は全部アホで対応しよう。
アホキャラ最高!
以前勤めていた職場でも,話が通じない上層部に,
アホキャラで迫ってみたことがあったのを思い出したよ。
困った時はアホキャラで。
娘もそっちのがいいって言ってるんだから,
ウィン‐ウィンじゃない?

それにほっぺたをつままれて嬉しいなんて,
日頃,スキンシップが足りてない証拠だね。
いっけなぁ~い,もっとなでなでしなきゃ~(^-^;
あ,ここではアホキャらなくていいんだった。
もう「アホキャる」なんて変な語まで作っちゃったし,
使い分けを間違えると,人格崩壊を疑われるな…。

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