【子育て】人生で唯一「やめる」という選択ができないもの
登校渋りの我が家の娘,新年度が始まって5登校日すべて,
なんとか1時間目が始まるまでには登校できている。
少し遅れたため私が送って行ったのは2日。
決められた登校時間までに,1人で行ったのは3日。
昨年度は,ちゃんとした登校時間内に行けたのは,
年間通して1桁だったので,
昨日の保護者会で担任の先生も驚いていた。
娘は,不登校というかたちはとらないつもりだが,
学校には行きたくない,と葛藤している。
もし完全に不登校を選んだとしても,
まだ義務教育の期間中なので,
学校を「やめる」という選択肢はなく,
欠席し続けるだけで在籍しており,
登校しなくても,時期が来たら卒業扱いとなる。
考えてみれば,人生で「やめる」ことが許されないのって,
小学校と中学校だけではないか?
幼稚園,保育園は,あまり聞かないが,
退園して家にいてもいいはず(違ったら教えてください)。
高校,大学以上は中退が許されるし,
仕事も辞めることができる。
夫婦でも,結婚をやめる(離婚する)ことができる。
そう考えるとやはり,
やめることができないのは小中学校だけのような…?
「うちの子,小学校やめたんです」
なんていうセリフは聞いたことがない。
…というか不可能なので,
「うちの子,不登校なんです」
というくくりになってしまう。
「やめる」という選択ができないというだけで,
なんとなく窮屈というか,縛られている感がある気がする。
学校の代わりにフリースクールに行ったり,
家にずっといたりしても結局卒業できるのなら,
「やめる」という選択肢も用意してもよいのではないか。
そして代わりに「ホームスクール」「フリーススクール」
「オンライン授業出席」等により,
「小学校同等過程を修了」または「小学校卒業」とした方が,
「ずっと欠席したけど,義務教育なので卒業扱いです」
というよりはいいのではないか? …と,考えてしまった。
でもその場合,家にいて勉強しなかった場合は,
小学校卒業の資格ももらえなくなってしまうか?
だったら現状維持の方がいいのか…?
私は不登校とは全く関係ない子ども時代を過ごしたが,
逃げ場がないのって窮屈なのではないかと感じた。
「行かない」のと「やめた」というのは,
精神的に開放感が違うと思う。
例えば離婚したいのに相手が別れてくれなくて,
ずっと別居しているけど,
戸籍上は夫婦というのと同じ(たとえが悪い?)。
人生すべてのことについて,「やめる」という選択ができ,
代替えの方法を選ぶことができるといいなと思った。
でも全く登校しなくても,卒業できてしまう,
現在の制度の方がいいという保護者の方もいるのかな…?
だとしたら,どちらか自分に合う方を選べる制度がいいのか?
とにかく「やめる」という選択肢がないのは,
つらいのではないかというお話でした。
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