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海外の離乳食|BLWについて、本音。

こんにちは。コテリルアリスです。

オーストラリアで娘を生んでから早8か月。

成長って本当に早いんですね。

毎日新しいことができるようになる我が子を観察しながら、嬉しさと寂しさの入り混じる不思議な感情を抱くのは私だけでしょうか。

離乳食が始まったのもつい最近と思っていましたが、あっという間に3か月が経とうとしています。

オーストラリアで子育てしていると周りの人がくれるアドバイスも自然とオーストラリア流になるわけで、参考にしてきたのもオーストラリアのガイドライン。

離乳食の進め方の一つとしてイギリス発祥のBLW(Baby-Led Weaning)(ベイビー・レッド・ウィーニング)手法がありますね。

比較的新しい考え方のようですがこちらでは当たり前のように話されます。

日本BLW協会の言葉をそのまま借りると、

“赤ちゃんが自分で食べる順番や量、
ペースを決めて自分で食べる。
Baby-Led Weaningは
赤ちゃんの食べる意欲を引き出す、
赤ちゃん主導の離乳食の進め方”

要は「赤ちゃんが自分で食べたいものを選び、手づかみで口へ運ぶこと」なので、ここまでカッコよく定義づけられる事でもないのでは、と思ってしまいます。(笑)

ママがすることと言ったら、食べやすく料理されカットされた野菜やお肉、果物などを用意して基本的には見守るだけです。

娘が7か月目に突入したあたりから、柔らかくした野菜スティックを与えるようにしました。

食べるか食べないかは彼女にお任せなので、採用するには多少の覚悟が必要な手法だという事にやってみて気付きました。

どういう訳かというと、BLWはとにかく「Messy」=「食べ散らかしが厄介」なのです。

さらに開始初期は“食べる”よりは”遊ぶ“という感じ。

掴む時の手の動かし方に赤ちゃんが慣れるまで、食べ物が無駄になることの方が多いのが実の所。

その為赤ちゃん主導のはずが、堪えきれず邪魔してしまう事が沢山ありました。

折角用意した食べ物(さつまいものオーブン焼き、蒸し野菜、パンケーキ、等々)を放り投げられると、なんの悪気がないと分かっていても辛いのです。

そんな時に「いいんだ、学んでるんだ」と寛容に受け止められるお母さんはこの手法にとても向いていると言えます。

「赤ちゃんが望む以上に食べさせない事」はBLWの大前提…(汗)

現地の友達でほとんど同じ年のお子さんを持つ方がいるのですが、彼女はBLWを試して体験したある事件をきっかけに、小児救急法講座を受講したと話してくれました。

蒸したニンジンのスティックをあげたところ赤ちゃんの喉に一瞬詰まってしまったそうなのです。

急いで体を逆さにしたらニンジンが口から出てきて大丈夫だったそうですが、青くなる顔を見て自分の心臓が止まりかけた、と。

そんな怖い側面も無いわけではないこの手法。

結論的に私は、従来の方法(スプーンフィード)とBLWを殆ど同時進行で採用しています。

娘のお腹が減っているのが分かっていて、「うまく口に運べなかったね、残念」で終わるのは矛盾しているし、「散らかすから手で掴める食べ物はあげない」と言うのも娘にとって良くないと思うからです。

結果的に娘は“食べさせてもらう事”と“自分で食べること”を両立してくれていて私は助かっています。

なぜかと言うと時と場合に応じて、手法を選ぶ事が出来るからです。

例として友達とオシャレなカフェにいったとしましょう。

他の人がいる中で食べ物を放り投げられたり、お店の床を必要以上に汚されるよりはスプーンで済ませた方がよっぽど楽でシンプルです。

娘が今1番好きで上手に食べられるのは蒸したブロッコリー。

ブロッコリーを口に入れたままニコッとして見せてくる前歯が可愛くてたまりませんっ!

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