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目指す先は一緒、4つのヨガ #ヨガ哲学

こんにちは、週末ヨガインストラクターのAliceです。ヨガ哲学をわかりやすく伝えたいと日々学んでいます。

今日のテーマは「4つのヨガ」。ヨガにはいろんな種類がありそうだ、と言う時はホットヨガやビーチヨガみたいな種類と思う方が多いかと思います。これらはいずれも体を動かすことが中心になっていますが、この4つのヨガは違います。

ヨガは、体を動かさなくてもヨガなのです。ヨガの目的に立ち返ると、心と体をつなげ、落ち着いた穏やかな自分で在るため。とした時に、体を動かす=呼吸やポーズに取り組むことで現代人の私たちにとって目的に達しやすいからこそ、体を動かすシーンや形式を多様にしたヨガが世間に存在しています。

では、こちらで紹介する4つのヨガとは? ひとつずつ見ていきます。

私たちが想像する、実践するヨガの一番ベーシックなものが「ラージャヨガ」瞑想のヨガとして、瞑想を目指すための呼吸やアーサナ(ポーズ)の取り方、体への意識の向け方などを実践します。古典書では『ヨーガ・スートラ』に瞑想に向けた8つのステップとして事細かに記載があります。

ヨガスタジオに行くと、「ハタヨガ」というクラス名を見ることが多いと思いますが、このヨガはアーサナを中心にして瞑想を目指すヨガになります。
※「ハタ」には、左右や陰陽という意味が入っており、左右差を感じたり、小さな動きと大きな動きを交互にしたりすることで、より体の感覚に繊細になることができるとされています。

続いて2つ目です。

カルマ、という言葉を聞いたことがありますか?カルマとは、「行為」をさすサンスクリット語です。カルマは過去(世)から引き続いているものとされており、宿命・運命と言った方が分かりやすいかもしれません。「カルマヨガ」は行為のヨガです。今、私たちが気をつけられるのは今世の行いです。自分自身の今世の目的や役割を自認しながら、目の前の状況をただただ認め、逃げることなく真摯に受け止めこなしていくことを説いたのが『バガヴァッドギーター』という物語です。

行為に対する結果に左右されることなく、執着せず、受け止めてまた前に進むことは簡単なことではありません。しかし、ついつい周りと比べられてしまう、期待や成果を求められる現代人にこそ必要なヨガであると私は思います。(カルマに関する考え方、向き合い方は別途扱いたいと思っています)

そして3つ目です。

バクティとは、自然や地球に向けた信愛です。緑いっぱいで涼しい風が吹く森の中にいたり、日の光に照らされて輝く海を見ていたりすると、気持ちが落ち着きませんか。自然や地球を感じることで純粋な気持ちになること、それを促すのが祈りや儀式、お祭りです。

自然や地球をもっとミクロな視点に落とすと、家族や友人、恋人の存在。彼らに愛情を注ぐことも「バクティヨガ」です。身近にいてくれてありがとう、ただ居てくれてありがとう、という感謝の気持ち。「愛」のエネルギーの大きさは、これを読んでいる皆さんもよくよく知っていると思います。

最後、4つ目です。

ニャーナは知恵や知識を指す言葉です。「ニャーナヨガ」では、自分に対する知恵や、もっと大きな存在に対する知識を学びます。ヨガ哲学を学ぶことも含まれます。

今までお話ししてきた3つのヨガは、自己意識の保ち方、周囲との向き合い方の実践になりますが、「ニャーナヨガ」は知識を深めることを指します。日常生活で言う勉強(英語など)も、実践も大事ですが前提になる知識も重要ですよね。知識があるからこそ実践の振り返りができ、より良い次の実践につなげられます。

以上、4つのヨガを解説していきました。どれか心に残ったヨガはありましたか?

ヨガの目的は、心と体をつなげ、落ち着いた穏やかな自分で在ること。4つのヨガは目指す先、目的は同じです。

この記事を読んでヨガって面白そうと思った方はまずは「ラージャヨガ」の実践としてヨガクラスに行ってみましょう。ヨガスタジオに通って体を動かすのはきついけど、心穏やかに過ごしたいな、と言う方は、「カルマヨガ」や「バクティヨガ」はおすすめですよ。ヨガで起きる心や体の変化をもっと知りたい方には「ニャーナヨガ」をぜひ。

私自身としては、様々な形でヨガを伝えたいと思っています。インスタグラムでヨガクラスや、今後ヨガ哲学講座(オンライン)も予定していますので、ぜひ見てみてください♪

https://www.instagram.com/alice_yogalife/

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