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したたかに生きる

2022年に入って3分の1が過ぎました。そう考えると、時が経つのはあっという間ですね・・・。2022年はまだまだ大きく揺れ動きそうです。でも、その前の年も、さらにその前の年も、と遡っていくと、どの年も世の中は大きく変わってきてはいないでしょうか?

以前読んだ本に、世の中や時代の流れは大きな波を描くようにして、何度もやってきて日常に変化をもたらすことを繰り返している、と書かれていました。そして別の本には、いくら時代が移り変わったとしても、自然界の法則というものが昔からあって、見えないけど、私たちの生を下支えしたり時には脅かしたりする逆らえない大きな存在がある、と書かれていました。

この二つの話は私としては似ているような感じがしていて、どうにもならないことや自然の流れに抗うことはできないのだ、と捉えています。だとすれば、どうやって生きていけばいいのでしょうか?

そこで私なりに導き出した答えが、「したたかに生きる」です。したたかの意味合いは、「強(したた)か」と漢字で書けるように本来は強くしなやかに生きることを指します。しかし最近では、ずる賢い、策略家、という意味で捉えられることも多い言葉です。

私が考える「したたかさ」は、自分でコントロールできることに着眼して生きていく、世の中の様子は見るけれど、それに流されずに自分の考えを持っていく強さです。

外で起きているどうにもならないことは抗っても疲弊してしまうから、自分次第でどうにかなるものは自分で納得して捉えて学んで次に生かしていく。よいわるい、あるべきか、の判断は、世論を鵜呑みにするのではなく無視するのでもなく、こういうものだよねと世の中を俯瞰しつつ、自分はこう思うを持っておく。世の中を気にしつつ、でも流されず影響はされず、したたかに生きる。

できるだけ自分をこのように保っておくことで、いざ次の大きな波が来た時、ライフステージが変わった時も、「自分らしさ」を保っていけるのではないか、と思っています。

(とはいえ、自分に直接関係する本当に悲しいことやつらい出来事が起きる時があります。その時は、たくさん泣いてたくさんリフレッシュして、まずは「まっさらな自分」になる。そうすれば、積み上げてきた「したたかな自分」がきっと支えてくれるはず)

皆さんが今日1日を、2022年の残りの3分の2を、そしてもっとその先も、自分を大切に、無理せず、したたかに生きていけますように。


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