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【読書アウトプット_1】『金持ち父さん 貧乏父さん』(改訂版) 著書:ロバート・キヨサキ

『金持ち父さん 貧乏父さん』(改訂版) 著書:ロバート・キヨサキ

【本について】
ロバート・キヨサキさんシリーズでも、だれもが通る1冊。
日本でも2000年の発売後、2020年2月24日現在も書店には最新本と共に、むしろ目立つところに堂々と陳列されています。つい先日も20歳前後の方が本を手に取られていました。YouTubeでも多くの方が関連動画をアップしています。
本と合わせて、忘れてはいけないのがロバートさんが考案した「キャッシュフロー」のゲームです。私はゲームからロバートさんの提唱するお金の世界を知り、本も読みました。

【アウトプット】
不謹慎かもしれませんが、冒頭の「私には二人の父がいる。」から、複雑な家庭環境の中で苦労したのかしら。。。と思い込んだ私。
全く、違いました!(笑)
お金に対する考え方が違う「実父」と「友人父」の教えを対象化し、お金の働かせ方による「キャッシュフロー」の違いを、読み手も理解していけるように何度も、かつ優しく日常の説明をするように示されています。

私も、おそらく皆さんも、会社で働き、労働に対する対価として報酬(給与/お金)を得ることが一番だと思っていました。それしか方法がないとも思っていました。

少し前までの私の考えは、
クレジットカード?宝くじ?株?FX?ビットコイン?不動産投資?投資信託????全部、怪しい!!!現金が一番!!!怪しいことには手を出さない!!!だって、親が「クレジットカードカードなんか作るなよ!」「人にお金は貸すな」「保証人にはなるな」「現金が一番」「インターネットなんてだめだ」「優しい男には気をつけろ」などなど、言ってたもん。

私の両親はともに70代。高卒から地方公務員になり、大卒キャリアとの扱いの違いをたくさん見ながらも実直に働き、良いポジションで定年退職。その後は、公務員時代の働きぶりから、同分野のコンサル会社からお声がかかり、嘱託契約。それも10年以上勤務し無事卒業して隠居生活を開始。今は通院が日課も後期高齢者で費用負担も少ない。「公務員が一番いい。社会的保障も十分。」ずっと持っていた趣味も継続して、一人の時間や、趣味の友達ともほぼ毎日連絡を取って、コーヒー飲んで会話を楽しむ。それを目の当たりにしてきた私にとっては、公務員が一番の勝ち組とも思っていました。まさに、本書内のロバート・キヨサキさんの実父「貧乏父さん」でした。

自分の父を「貧乏父さん」って、なんだか気持ちがモヤっとします。
同じように、読み始めの頃は、働いてお金を得ることの何が問題なのか、モヤっとした気持ちのまま読み進めたことを覚えています。

この本でいう「金持ち父さん」と「貧乏父さん」は、お金の得かたの違い(質の違い)です。どの角度から見ても、実物のお金の見え方は変わりませんが、得かたの方法を変えていくことで、自分の生き方が驚くほど変化していくのです。
なんだか、怪しく思えてきましたか~?(笑)

自分が実証できていないので、まだまだ本の言葉を借りますが、「金持ち父さん」は、もちろんお金持ちにもなれるし、自分の生き方の選択もできるようになるとのことです。

「生き方」考えたことがありますか?
「夢」なんですか?

私は今、答えることができません。
答えられない自分を1ヶ月くらいダメな人間なのかと、すっごく落ち込み、焦り、もがきました。結果3ヶ月経過してもまだ見つかっていませんが、「答えられない(描けていない)」ことを清くみとめ、今はたくさんの本を読み、たくさん知識をつけて、たくさん色々なひとと会い話していくことで、見聞を広げている真っ最中です。そこから感じる好きなこと、興味のあることから探していきます。

それと同時に、本書内でも説明されている、キャッシュフローのパターンを理解していくことが、本当に本当に重要です。ファイナンシャル・リテラシーがわからないと、本の面白さと、気づきの重要性は得られません。もったいない!!!

私は子供の頃から算数・数学…、とにかく数字を見ると頭が真っ白になるタイプでした。でも、物欲も借金もクレジットカードもなく、給与の範囲内で現金を手に生活をしてきていたので、何の心配もしていませんでした。そのため、そこから先の「お金」のことは考えることはしていませんでした。

本からは脱線しますが、某政治家の老後2,000万円発言や、終身雇用の終焉、大手企業の40代早期退職の流れ、急速な労働人口の減少を目前に、独身継続中の私には「お金ヤバっ!」とは思うものの、何をどうしていいのか方法はわかりません。

10年くらい前に、実はダブルワークもしてみました。毎日寝不足でフラフラでした。。。
Q.本業正社員なのになぜダブルワークするの?A.「老後が心配だから。」
真剣に答えたつもりが、よく笑われました。そんな中でも、老後を不安に思えた当時の自分をまずは褒めてあげたいですが、方法を間違えていました。完全に「貧乏父さん」のやり方でした。

子供の頃のお小遣いの使い方は、親が学ぶきっかけをくれました。
大人になったらどうでしょう?
会社からの給与が口座に振り込まれるお金の意味考えたことあります?

お金の流れは他にはないのでしょうか?
答えは、あります。
・ふつうの勤労所得(会社からの給与等)
・ポートフォリオ所得(株式・証券からの所得等)
・不労所得(不動産等からの所得)

3つの所得は、大きく2つに分けられます。
・自分が働く事で得られる所得
・お金を自分のために働かせて所得を増やしてくれる

どちらが質のいい所得「金持ち父さん」になるのか、
お金の質の違いで、過ごす時間も、生き方の選択も、考え方も、行動も、全く違う。

それを気づかせてくれた、初めての本でした。

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