危機が過ぎ去ったあとの音楽の行方を考える
最近メディアやインターネットでは「アフターコロナ」という言葉をよく目にするようになった。これは文字通り、新型コロナウィルス感染拡大が終息もしくは収束した後の将来社会予測について、感染発生前「ビフォーコロナ」の予測と比較論考し、議論する者たちが便宜的に呼ぶようになったバズワードである。イスラエルの考古学者ユヴァル・ノア・ハラリ氏も提言するように、「アフターコロナ」の将来社会そのものについては、すでに一流の学者やコンサルタントが記事に寄稿したりインタビューに応じたり各方面で存分に