TATS

静岡県在住の30代エンジニア。独身。趣味は読書と音楽鑑賞。読書はビジネス書メイン。音楽…

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静岡県在住の30代エンジニア。独身。趣味は読書と音楽鑑賞。読書はビジネス書メイン。音楽ジャンルはJazz, AOR, City Popsをこよなく愛する。

最近の記事

極私的読書論(後編)

今回は僕が長年にわたり確立してきた読書の方法を紹介したいと思う。その方法は思った以上にシンプルなものに落ち着いた気がする。 本の買い方 最近はコロナ問題で外出ができていないが、基本的に僕は大きめの書店に行って本を買うことが多い。装丁やタイトルを見て気になった本を手に取り、本文の最初の5ページを読んでみる。ここで内容が面白ければ買い、つまらなければ買わない。本の著者は読者に最後まで読んでもらいたいという思いで書いているだろうから、最初の数ページにとても力を入れて書くはずだ。

    • 極私的読書論(前編)

       立て続けに音楽評論のような記事が続いてしまったので、今回は違うことを書いてみたい。  筆者は読書をライフワークの一つとしているが、このことを意外と周囲にきちんと公言したことがないので、この際記事にしてみようと思った。だからと言って、世の中には偉大な先人たちによって数多く読書に関する書物が残されているため今更感が否めないのと、筆者自身、真の読書家に比べればそれほど多くの冊数を読んできたわけでもないので、あくまで筆者なりに考え確立してきた極私的な読書論の紹介となる。前半の今回は

      • 危機が過ぎ去ったあとの音楽の行方を考える

        最近メディアやインターネットでは「アフターコロナ」という言葉をよく目にするようになった。これは文字通り、新型コロナウィルス感染拡大が終息もしくは収束した後の将来社会予測について、感染発生前「ビフォーコロナ」の予測と比較論考し、議論する者たちが便宜的に呼ぶようになったバズワードである。イスラエルの考古学者ユヴァル・ノア・ハラリ氏も提言するように、「アフターコロナ」の将来社会そのものについては、すでに一流の学者やコンサルタントが記事に寄稿したりインタビューに応じたり各方面で存分に

        • Mike Baird

          noteを始めていきなりマニアックな投稿で恐縮だが(笑)、読者の皆さんはMike Baird(マイク・ベアード)というドラマーを知っているだろうか。現存するドラマーの中で世界レベルの一人だと僕は確信している。特に、Larry Lee(ラリー・リー)や荒井由実、Dara Sedaka(デラ・セダカ)のアルバムでの演奏は最高だ。少し専門的な話をすると、キックとスネアの正確かつタイトなタイム感、そしてインパクトのある音圧は煌びやかな時代の音を象徴している。そんなベアードだが、70-

        極私的読書論(後編)