見出し画像

【介護保険外】自分が病気になって改めて分かる、心のこもったサービスの有り難さ【聴覚過敏、蝸牛障害、リクルートメント減少、聴覚補充現象】

YouTubeやメインブログでは時折話していいるんですが、私は一昨年くらいからとある症状で悩まされているんですよね。

症状としては『聴覚過敏』というやつで、周りの元音や人の話し声が頭の中に響いてくるのです。

普通の人でもレストランとかで皿が落ちて割れたりするとびっくりすると思うんですが、私の場合はどんな些細な音にでも反応して、脳が振動したりしびれたりする感じがします。

最初はTVの音だけだったのですが、そのうち皿洗いの時に食器がぶつかる音、金属音、水道の音・・・と、範囲が広がり、今では生活のほとんどの音に派生しています。

日常でよくある普通の紙やポテトチップスとかプラスチックの袋をくちゃくちゃとまるめる音とか、高音の音が特に不快ですね。


内科、耳鼻咽頭科、脳神経科、お金ばかりかかる


内科、耳鼻咽頭科、脳神経科、様々な病院へ行きましたが、どこの先生も・・・

「😅気にしすぎだよ、年齢とともにそういうことはあるよ」
「😅こういうのは治るものじゃないなぁ」
「😅ストレスじゃないかなぁ」

・・・等、まともに治療してくれるところはありませんでした。

治療・・・というか、まともに話も聴いてくれないんです。特に耳鼻科なんかは、圧倒的に『難聴』の患者さんが多くて、私はその逆で、症状を問題視されてないような気がしました。

いろんな病院へ行って、都度検査をされて何の異常もないため、紹介されたり自分で探したりで、お金ばかりかかっていきます。


ここ3ヶ月、仕事の量を減らしていた


事業所を移転して、今までのお客様の大半とサービスを解約することになりました。

現在もサービスを提供している方は何人かいますが、新しい町での営業を本格的にスタートできていませんでした。ちょうど、お客様との解約をした穴埋めをあえてせず、自分の休養に当てていたのです。ここ3ヶ月は散歩や旅行などに行っていました。(そんなスローライフ生活の様子はYouTubeで配信したりしています)

私の場合は正社員時代に社畜のように働いたおかげで貯金があったので、正直、全く収入がなくても10年は暮らしていける状態です。

そのおかげで余裕をもって個人事業をやっているわけですけど、さらにそんな環境に甘え、ここ3ヶ月はあえて営業をあまりせず、仕事を増やさないようにしました。


症状は悪化するばかり、そして再度通院


いろんな病院へ行っても何の治療もしてくれないので、食生活や運動、睡眠に気をつけ、補助的にサプリメントをとったりして工夫していていたのですよね。

ただ、2月になり、更に症状はひどくなり、普通に生活がおくれないまで支障が出てきました。

引っ越した事で環境が変わり、今までの違う近所の耳鼻科に行くことにしました。


残念ながらその耳鼻科でも原因はつきとめられませんでした。

「またか・・・😓」
・・・と、愕然としましたが、別の大病院へ紹介状を書いてくれたので、そちらに通院することになりました。


後日、その病院へ通院しましたが、今までとうってかわってとても良い先生でした。

その先生は有名医大の出で、著書もたくさん出している耳鼻科会の名医です。日本で行った事のなかった手術も執刀した経験があったり、現在勤めるその病院の他にも、医大の講師などもしているようでした。

先生は私の言葉にしっかりと耳を傾けて、検査をした上で、様々な症状の可能性を示唆し、原因をほぼ特定してくれたのでした。専門家だという事もあったのかもしれませんが、とにかく丁寧で親身になってくれたことが、私はとても嬉しかった事を覚えています。

結果的には、感音性難聴やメニエール、突発性難聴のたぐいで、私の症状は耳の中の蝸牛(かたつむり)に障害が起きているようです。どちらかというと、同じ40代の人よりも聴こえが悪いらしく、それを補うために小さな音を耳の中で増幅させているらしいのです。

とくに手術とかはせずに、症状が改善するための薬を処方してもらい、現在治療中です。今までの先生は、「原因がわからないから、薬を出しても意味がない」ということで、処方さえもしてもらえませんでしたから、本当に助かりました。


サービスを提供する側として、お客様に寄り添うことの大切さを改めて認識できた


通院で耳のクリーニング等をしてくださったことで、少し改善傾向です。まだ完全な状態とはいえませんがこのまま治療を続け、今週から新しい土地での営業も再開しようと思います。

病院では、処方してもらったりクリーニングなどの治療をしてもらった事以上に、私の話を真剣に聞いて真剣に治療をしてくださった事じたいに救われました。

私自身も普段はサービスを提供する側です。それも高齢者や障害者の方など、自由に動きがとれない方に対してです。

お客様からは
「いつも本当に助かっている」
「アルゴさんがいなかったら、今の生活はできていない」

・・・と毎回、非常に感謝されます。

私はゴミ出しや通院の補助がメインの仕事で、ぜんぜん大した事はしていないと思っていて、むしろそうした感謝の言葉に恥ずかしいと思っていたくらいなのですが、自分が聴覚過敏の症状で苦しむ立場になり、本当にそれが良く分かりました。

「介護保険では対応できない、他にこんな事をやってくれる人はいない・・・」
というお客様の言葉から感じ取るのは、
私自身がいろんな病院へ行き、症状が改善されずに救いを求めていた事に
状況が似ていたという事です。

もう解決しようもないと思っていたことに光が指した時の安堵感は、病気にかかわらずどんな状況でも同じです。


今までのnoteでも書いてきたとおり、私自身は個人事業を始めた時、絶対に自分を消耗させるような働き方はしないと誓いました。

もちろんそれは今後も変わりませんが、自分がつらい病気になったことで、サービスを受けようとしている方のお気持ちを把握し、誠実なサービスを続けていこうという気持ちになりました。

私がここ1年半くらいこの症状に悩まされてきたのは、神様がそれに気付かせようとしてくれていたからかもしれませんね。


サポートですか・・・。人にお願いするまえに、自分が常に努力しなくては。