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オープンワールド学習

近年のゲーム内のフィールド設定ではオープンワールドが当たり前に投入されるようになった。通れそうなところは案外つながっており、道順に従わなくとも自由に往来できるという特徴がある。

さて、このオープンワールドの考え方を学習に応用したものがオープンワールド学習である。これは資格マニアなら自然にやってきたことなのだが、あらためて学習方法として見直してみよう。

ビジネス系資格は年々種類が増えているが、その全てが新しいわけではなく、細かい意味での科目の組み合わせや捉える面が異なるだけで大いに"かぶる"ものが結構ある。

私が持っているビジネス実務法務とファイナンシャルプランニング技能士の学習範囲も2割前後かぶっている。これはオープンワールドでいうと近所で、かつ共通して通るところが存在することになる。このかぶり気味のものはお互いのテキストをサブ教材として使う。異なる角度や異なる重要度から説明していることもあれば、完全に同じこともある。別のテストで共通して学ぶ部分は「絶対にはずせないポイント」になるため、最低でも二度は山場として真剣に試験に挑む部分になる。一方で学習の素早い人は、もう知っているからと軽く読み飛ばすことも出来る。

そのためにもサブ教材に必ずチェックを入れておくのである。

この時点で要領のいい人は気づくだろう。この繰り返しで、いつのまにか勉強が終わっていてほとんど新規の勉強なしで資格がとれることもあるのだ。科目のオープンワールドが脳内に広がると、相乗効果が高まり学習領域の支配は深化する。

まずは自身の専門分野と興味分野の架け橋になるようなところからはじめてみてはどうだろう。

※余談だが、前述のビジネス実務法務とファイナンシャルプランニング技能士には、「損保募集人」や中小企業診断士一次試験E科目「経営法務」がかぶり科目であることが確認されている。


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