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【Bookalyst】この本の価値は、2つある:「雑談の一流、二流、三流」~桐生 稔さん~


この本は発売された2020年~2022年に多数の動画でも紹介され、

購入されたことが無くても、内容はある程度知られている

かなり有名な本だと思います。

この本をBookalystが書評するとどうなるのか、

書評は今回が初めてとなりますが

お時間のある方はお付き合いください😌

本購入の際に見る所


有名人の本を読むときには、見ない人も多いと思いますが、

私は本を読む前に必ず著者の紹介をみます。

 書籍の内容がよければ、著者の経歴なんて関係無くね?

と思うかもしれませんが、そもそも私は

 良い本、悪い本

という目線で、書籍を扱っていません。

私は、

 書籍を出している人は、すべて、すごいな

と思います。

なぜなら、

 自分の考えを言語を用いて、公の場に出している

からです。

読んだ後に、

 私個人は納得がいかない、とか共感できない

というのはもちろんありますが、私は

 この自然界に、良い、悪いはない

考えなので、私は書籍を単なる

 ある人物の表現の一種

として捉えています。

つまり、それはこのnoteも同じことです。

みなさん、自己表現をされていて、すごいな、と思います。

特に、

PVやフォローワーを集めるのが目的でない人の文章

ほど意味のある情報量が多いな、と思います。

で、この本の著者なんですけど、

この会社の代表なんですね。

ここに書かれている自己紹介と、本に書かれている紹介は、

ほとんど変わりません。

つまり、コミュニケーションのスペシャリストをイメージさせるものです。

付け加えるなら、

 著者は元々はそんなにできる人ではなかった

ことを書いていて、

 現状、話上手でない人は飛びつきやすい背景

を強調して書いているようにも思えます。


雑談は何のためにするのか


この本で何かを得られる人、というのは、多くの場合

 ・話のコツがわかった
 ・何が問題なのかわかった

という感想になるようですが、

私はこの感想に非常に疑問があります。

というのも、

この本、非常にわかりやすいのですが、

 雑談が得意でない人の悩みは、そんなに単純ではない

のが私の見解だからです。

まず、この本の題名、

 雑談の一流、二流、三流

とありますが、では一流とは何か?

これには、触れていません。

さらに言えば、

 雑談の定義

 雑談が不得意な人には理解しにくい

ことが書かれています。

この本の冒頭で書かれていることは、

 本書をお読みいただければ、

 「なぜ人間関係がうまくいかなかったのか?」

 その理由が明確にわかるはずです。(P.7 「はじめに」より)

です。

つまり、この本を手にとる人は、

 人間関係に悩んでいる人である

と明確に言っています。

本読むだけでわかるなら、それはそれは安い値段ですが

残念ながら、私はこの本にはその力はないと思っています。

この本を読むべき人


では、どんな人におススメなのか?

私が何度も繰り返し読み、時間をおいてまた読み、そして多くの人の

感想を聞いた限りでは、

 大きく分けて二つのタイプの人が、それぞれの章だけを読む

のがよさそうです。

1.ビジネスで雑談がうまくない人

人間関係云々は関係なく、仕事はある程度できる人が、

雑談は不得意、という人このような人は、

  1章~6章を、気分で、適当に読む

と、よいでしょう。

そして、その日、目についたテクニックを実際に使う、

を繰り返していれば、その効果を実感できるでしょう。

元々、仕事はできるわけですから。

このケースは性格はかなり真面目、とか自分に厳しくて、

他人にもついそれを求めてしまう、というような人が、

雰囲気を壊さない話をできるようにするため、に

雑談を使うケースです。


2.会話そのものが苦手で、雑談すらできない人

このような人は、

 7章の考え方を今後自分が持つべきかどうか

検討し、持とうと思えば、まず二流、三流の話し方をすればよく、

もし「その気がない」なら、そのままひきこもってよいと思います。

いまや、オンライン9割で生活できる時代なのですから。

で、7章には何が書かれているかと言うと、

 雑談がうまい人の心構え

です。

この7章に書かれていることは、

 ひきこもりの人の考えを変えるヒント

と考えると、とてもよく出来ています。

Youtubeなどでこの本を広めている人たちのほとんどは

1章~6章が目からうろこのような言い方をしていますが、

結局、この著者が人生の転換期でしたことは、

 マインドチェンジ

だったのだと思います。

それが一流かどうか、は別として。


いかがだったでしょうか?

今後もBookalystは、偏見で書評を行いますが、これはあくまでも

私が見たこの世界の一面から感じたことで、

そこに正解があるわけではありません。

私の波長に合った見知らぬ誰かが、この書評を楽しんでいただけたら

それだけで満足です。

では、また。



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