【アウターバンクス】あの頃の胸の高鳴りを思い出させてくれる作品。
まだ目にするもの全てが新鮮で身体も心も幼かった時、よく両親に海辺に連れていってもらってた。
寄せては引く波に少しだけ足をつけるが、押し寄せる波が怖くてすぐに父の元へと走り、足元で砂の山を作り始めるという、かすかな記憶。
そして山作りに飽き始めると、決まってしてたのが宝探しだった…。
鉄の破片やガラスの瓶、小さな貝殻一つでさえ、砂浜を掘り起こして見つけた時の感動は大きく、小さな手のひらの上でその日集めたものを眺めてる時、なんともいえない高揚感やドキドキした気持ちに包まれていたことを今でも覚えてる。
大人になってからは、しばらくそんな気持ちを味わっていない気がする…。きっと何をするにしても新鮮味が薄れてきてるからだと思う。でも、あの頃に両親からもらったかけがえのない記憶と、忘れかけていた感情をこの作品が思い起こしてくれた。
【アウターバンクス】
⏹️STORY
そこは地上の楽園『アウターバンクス』。持てるものと持たざるもの2種類の人間しかいない島。
富裕層と労働者という二極化されたこの島に、労働者として住む青年ジョンB。彼はJJ、ポープ、キアラという唯一心を通わせることができる仲間達と『ポーグ』というグループを結成し、ティーンエイジャーとしてのありふれた日常を送っていた。
だがそんな日常はある日突然崩れ去る。ハリケーン通過後に見つけた一隻のボート。船内からは「あるものを見つけた。」とだけ言い残し失踪していた父の手掛かりを見付け、アウターバンクスに伝わる4億ドルもの財宝伝説となんらかの関係があることを知る。
仲間達を誘い、宝を探し始めることを決めたジョンB。だがその宝を狙うものは彼らだけではなかった…。
⏹️見どころ
この『アウターバンクス』というドラマ、2020年に配信開始されたばかりで1話約45分で全10話。現在シーズン1のみが配信されています。
正直、設定としてはありきたりな気がしので時間潰し程度に試しに見てみようと、あまり期待せずに見始めました…。
でもいざ見てみると面白い、とにかく面白い。
想像以上に物語のテンポが早く、宝を狙うもの達からの逃走劇や一つ一つの謎を解くことで島に伝わる財宝伝説に、そして失踪した父に近づいていく展開にのめり込んでいきました。特にラストまでの話の持っていき方は圧巻で、思わず息を飲んでしまうほどです。
この物語は十代ならではの悩みや恋愛、親との確執、宝を求める大人達との命を賭けた逃走劇など、いくつもの障害を乗り越えながら、失踪した父と繋がると信じて宝を探し続ける訳ですけど、主人公達はいつも真っ直ぐで時に感情を露にしながらも成長していきます。
物語の断片を追っていく内に、「十代ってそうだったなぁ」と記憶がぼんやりと浮かび上り、「友情っていいな。」「家族っていいな。」と自分の記憶と物語を重ね合わせてみたりしていました。
ティーンドラマの様なものが苦手な方もいらっしゃるかもしれませんが、この作品はティーンが物語の中心にいるからこそ、冒頭でも書いたように自分が子供だった頃のかけがえのない思い出、私でいえば海辺でした宝探しをしたときの胸の高鳴りや感動を思い出させてくれるんじゃないかと思いました。
私自身、見る前はティーンドラマかな…と思っていましたが、今はただのティーンドラマなんかじゃないと心から言えます。
現在シーズン1まで配信されていますが、来週からシーズン2が配信されるので今から楽しみで仕方ないです…。早く続きがみたい!
気になった方は、是非ご覧になってみて下さい!
⏹️予告
ほんとは、シーズン1の予告をここで張り付けようと思っていたんですけど、どれだけ探しても見付からず、3分間のまとめ動画しかなかったので、一応どんな物語か気になる方の為にも張り付けますが、ネタバレを含みますのでネタバレが嫌な方はご覧にならない方がいいと思います。
それでも構わないという方だけご覧下さい。
では今回はこの辺で終わりたいと思います。 最後まで読んで頂きありがとうございました!
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