株式会社ALEC TRF.inc

和歌山市で脳科学を基本にした教育を実践する学習塾です。 子どもが健やかに成長できるよう…

株式会社ALEC TRF.inc

和歌山市で脳科学を基本にした教育を実践する学習塾です。 子どもが健やかに成長できるように学習のみならず、日常の食生活改善の提案や、有酸素運動の推進のために塾内にはスピンバイクを置き、取り組んでもらっています。「脳を鍛えること」そして「生活を整えること」から始める学習塾です。

最近の記事

一流の人だけが持つ力〜後編〜

易経より〜龍の力に学ぶ〜 前回から引き続き「一流の人だけが持つ力」を得るために『易経』より6匹の龍の成長物語をご紹介しながらお話を進めて行きたいと思います。 ”終日乾乾(しゅうじつけんけん)の龍”の時代 見龍はやがて3.終日乾乾の龍へと成長します。そして技に磨きをかけ、やり抜く力を育てていきます。しかし、まだ努力の積み重ねが必要な時期です。明るい内は精一杯働き、日頃の考えを行動に移し夜になるとこう考えるのです。 うまく出来た時は「もっと良い方法は他になかっただろうか?

    • 一流の人だけが持つ力〜前編〜

      易経より〜龍の力に学ぶ〜 今回から2話に渡りこのコラムの主題でもある「一流の人だけが持つ力」について『易経』に登場する6匹の龍の話を交えながら書かせていただこうと思います。 調和力の大切さ 今から5年ほど前、私たちは脳を活性化させるアプリケーションを開発し、未だ取りざたされているT社が、ある企業に提供するタブレットに私たちのアプリケーションを採用したいとのことで、大きく事業が展開されようとしていました。私たちにとっては願ってもいない機会でした。当然相手はT社、何の不安も

      • 『以心伝心』と『量子もつれ』

        自分以外の存在について、思いやりを持つことの大切さを、もうすぐ訪れるクリスマスを切掛にもう一度考えてもらいたいと子どもたちに伝えています。その時の物語を少し大人向けにしたためてみました。 科学と悟り  私の年齢では、まだまだ人生の悟りを開くには経験が足らないために、毎日「様々な問題から解放されたい、解決したい、どうすれば悟りの境地に至れるのか?」など色々と考えてしまいますが、60歳を超える頃には年齢とともに自然と悩みも薄れ苦しみも少なくなっていくものだろうかと想像していた

        • 脳科学的【涙の威力】

          先輩のアドバイスから始まった  普段は、学習塾で講師を務める毎日ですが、もう一方で会社経営者として楽しみにしていることは、自分の能力やスキルアップのために先輩経営者の皆さんからアドバイスをいただくことなのです。 彼らから頂くアドバイスにはたくさんの『人生エッセンス』がこもっていて、刺激にもなり勉強にもなります。  そんなある日、一人の先輩男性経営者から「ビジネスで頑張っていくのなら、女性だからといって泣いてはいけないよ。」というお言葉をいただきました。ビジネスの世界で男性

        一流の人だけが持つ力〜後編〜

          ありがとうの達人になろう...

          男女の脳の違いについて、最近では様々な考えがあるようですが、皆さんはどうお考えですか?私は日常の経験からも、男女の脳に違いはあると考えています。 人が生きる上で性別が労働面や生活面において極端に影響を及ぼすようなことは考えられませんが、人類が進化の上で男性・女性という性別を有してきたことには種の保存を含めた何らかの意味があってのことと私は考えます。  そこでこんな報告を見つけました。 米国国立衛生研究所によると、男女の脳は15歳を過ぎると海馬と扁桃体で大きく違いが現れはじめ

          ありがとうの達人になろう...

          「瞑の力 想の力」

           “世界のトップリーダー”たちの多くが瞑想を取り入れていることから、今回は瞑想について考えてみました。  瞑想という言葉は、英語のMeditation(メディテーション)を明治時代に日本語に翻訳されたそうですが、普段国語を教えているためか漢字の成り立ちや語源などがとても気になってしまいます。調べてみると瞑想の「瞑」は目を閉じる・無にするということで、また「想」は思い描くことということでした。  例えて言うなら『瞑』は真っ白なボードの文字をきれいに消し去ることで、反対に『想

          「瞑の力 想の力」

          褒めることのデメリット...?

          私たちは、様々な場面で「怒ったり・叱ったり」して、「あんな叱り方をしなければよかった」とか「ちょっと感情的に怒り過ぎたよね」などと反省することがあります。 しかし、反対に「あんな褒め方でよかったのかしら?」などと考えたりすることは少なく、更に褒めることにデメリットがあるなどということは思いもよらないかも知れません。しかし、心理学の世界では「アンダーマイニング効果」という現象について次のような説明がされています。 アンダーマイニング効果 「アンダーマイニング効果」とは自分

          褒めることのデメリット...?

          夢は描くもの 志は立てるもの

          栴檀は双葉より芳しい 学習塾には次の言葉がぴったり当てはまる生徒が時々現れます。 「栴檀は双葉より芳し」=「優れた人物は幼少時代から他を逸した輝きを放っている」という意味を持っているらしいですが、本当にそんな生徒に出会えることがあります。そう言う子どもは思春期に差し掛かる頃に自分の将来の夢を描き始めます。 夢と志の違い 10年ほど前、そんな生徒からこんな質問を受けました。  「先生、夢と志の違いは何でしょうか?」 とても難しい質問で当時の私には即答ができず、正直に「先生

          夢は描くもの 志は立てるもの

          やり抜く勇気の育て方

          やり抜く力を育てるために 最近、学習指導要領がドンドン改変され、教育業界でも「新時代の教育のあり方」について頻繁に取り沙汰されてきています。その中でも最大の関心事は『非認知能力』という聞きなれない言葉です。要するに「勤勉性・協調性・思いやり・意欲・やり抜く力等々」と言った、数値化することのできない能力を『非認知能力』といい、その能力検査が現在の大学入試でも課され始めています。  最近では保護者懇談会やセミナーで皆様に『非認知能力』のお話をしているのですが、すでに中高生の授業

          やり抜く勇気の育て方

          子どもの成長にとって大切な【保護者が必ずやっておく3つのこと】No.3

          「損得より善悪の判断を持つ大切さ」 家庭の価値基準を定める  子どもを育てるに当たり、家庭の価値基準をしっかり定めることはとても大切なことだと思います。なぜなら私たちの脳は価値をはかる機能が備わっていないからです。長さや重さといった簡単な尺度でも「物差し」や「はかり」といった基準が無ければ、はかることは難しいと思われます。まして、未発達な子どもの脳にはしっかりとした価値観を育ててあげる責任が大人にはあると思っています。  もう随分前のことです。私が妊娠したとき、夫から「

          子どもの成長にとって大切な【保護者が必ずやっておく3つのこと】No.3

          子どもの成長にとって大切な【保護者が必ずやっておく3つのこと】No.2

          2.「音読」は必須 「音読」の効果は私自身の経験からも、記憶力・思考力・判断力・想像力・意志力と言った沢山の能力を開花させるには絶大な効果があると思っています。  例えば、私が3歳頃から10歳頃まで、祖母の影響で朝夕にご先祖様の仏壇に向かって正座し、一緒に般若心経などの読経を祖母と共に8年ほど続けていた記憶があります。その頃の私はとにかく一度聴いたことや見たものは忘れないくらい記憶力が際立った状態でした。今思えば私の脳内では面白いことが起こっていたのだと思います。  で

          子どもの成長にとって大切な【保護者が必ずやっておく3つのこと】No.2

          子どもの成長にとって大切な【保護者が必ずやっておく3つのこと】No.1

          1. 抑えきれずに感情的に叱ってしまうことからの脱却 思わずカッとなって叱ってしまうことってありますよね。 私も初めての子育てでは慣れないことや自分のキャパシティーオーバーで感情的に叱ってしまったことがたくさんありました。反省です(¯―¯٥) これ、やってはいけない事と色々な本やblogなどでもよく目にしますが、脳科学的にも、生活の中でもどうしていけないのか?をまず知っていてほしいと思います。 例えば、人が不快や怒り、恐怖などを感じたとき脳からアドレナリンが分泌され体内

          子どもの成長にとって大切な【保護者が必ずやっておく3つのこと】No.1

          想像力と文章力

          『文章を書く力』の育成を脳科学的にアプローチ 最近、子どもたちの「言葉や文章で伝える力」が弱くなってきていると思われます。では、言葉力や文章力はどのようにして生み出されるのでしょうか?私はそれは”想像力“だと思っています。文章に表す前にストーリーが頭の中で映像として想像され、それを蓄えられてきた言語や語彙力を総出動させて表現する。そのような表現力は、いわば文字を使ったアートだと思っています。 ところが、その映像を想像する機能が子どもたちの中で著しく低下し始めているのです。

          想像力と文章力

          夏休み シールアート講座

          この画像は夏休みの選択講座の一つとして取り組んでいる、シールアートの講座で、ある生徒が仕上げた作品です。台紙の絵には番号別にシールを貼るようにあらかじめ数字が記載されています。その指示に従って1秒でも早くシールを貼ってアートへと仕立てていきます。 私たちが小さい頃は春休みには「山菜取り」夏休みには「川や海に出掛けては泳ぎの合間に貝や小魚を探したり」と様々な経験を得る機会がありましたが、残念なことに現在では温暖化の影響もあって、子どもたちは熱中症や小児皮膚癌のリスクに晒されて

          夏休み シールアート講座

          子どもの成長にマスクってどうなんだろう?

          子どもの成長にマスクってどうなんだろう?

          子どもたちの夏休みが始まったばかりなのに🌻またコロナの感染拡大がはじまっています。でも、元気に登塾してくれていることに感謝しつつ検温、消毒も気をつけて行きたいですね。😊

          子どもたちの夏休みが始まったばかりなのに🌻またコロナの感染拡大がはじまっています。でも、元気に登塾してくれていることに感謝しつつ検温、消毒も気をつけて行きたいですね。😊