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今話題の天気痛(気象病)とは vol.1 ~気圧基礎、関節痛編~

こんにちは!アベです!
今回は、少し真面目に天気痛についてです!
少し短く2部構成になっておりますので是非ご覧ください。

梅雨の季節に最も増加するのが天気による痛みです。
それを天気痛や気象病と言ったりします。

天気痛は、主に肩こり、腰痛、関節痛、片頭痛や緊張性頭痛等の頭痛系の痛み、めまいや耳鳴りなどが見られます。


天気痛の主な原因の一つとして気圧が関係します。
そもそも気圧って何?そんなに感じるものなの?と思われるでしょう。
気圧とは、高くなると空気が膨張します。
(山など登るときにポテチの袋がパンパンになるのが空気が膨張している状態です。)

身体で気圧を感じるのは、耳の中の内耳に気圧を感知するセンサーがあり内耳で気圧を感知すると通常閉じている耳管が開閉し空気の通り道を確保し、外部の気圧と中耳の気圧を一定に保ってバランスを取る働きをしています。
しかし、山登りや高層階のエレベーターに乗ると急激な気圧の変化が起こるため、耳管が閉じたままになり、鼓膜の内側と外側で圧力の差が生じて耳が詰まり、痛くなる場合もあります。
あくびや物を飲み込む時もしくは、耳から空気を出すような耳抜きをすると耳管が開くため、中耳が換気され外界と圧が平衡状態になり、元に戻ります。
これが気圧による現象です。

気圧センサーのある内耳には、蝸牛、前庭、三半規管という器官があります。
蝸牛とは…リンパ液で満たされており、音の振動を伝える役割を持ちます。
前庭とは…身体の傾きとともに耳石が動くことで脳に身体の傾きを伝えます。
三半規管とは…左右水平回転、上下垂直回転を認識し、体のバランスを取るため平衡感覚を保つことに重大な役割を持ちます。
三つの器官が合わさり頭がどの位置にあるのか?このままだと転倒してしまうからどう対応するか?と行動できるようになっています。

この気圧センサーも長期間気圧の変化にさらされると誤作動を起こし始めます。
人間は、身体も内臓も働いています。
ずっと休みなくセンサーを働かせたら疲れて
「こんなに連勤はできません。もう休みます!」となり
気圧の変化に対応できなくなり自律神経の症状やめまいや耳鳴りにも関わってきます。
ここでは、この辺にしておいてより詳しく後半で説明していきます!


気圧がこんなにも身近に感じて頂けたと思いますので天気痛の話に戻ります。
まず、肩こりや腰痛、関節痛について
これらの症状は、慢性痛や古傷があると起こりやすいです。
日常生活を送る上で弱い部分(過去に痛めた場所)というのは周りの筋肉などがかばって痛みを感じていない状態であることが多いです。
完治はしているけど根治はしていない状態です。
その元の痛みが出ないように身体がかばい筋肉が張ることで
気圧によって膨張した血管が圧迫されることにより、
元から代謝が悪かった関節がさらに代謝が悪くなり
関節の可動域が確保されず負担がかかり痛みが出るパターン1
血管の膨張によって神経が圧迫されて痛みが出るパターン2があります。

パターン1は、靭帯のステージ2以降や骨折を経験した場合のケガがあてはまることが殆どです。
いわゆる古傷と言われるものです。
パターン2は、パターン1よりも軽度のケガなどで引き起こされることが殆どです。
こちらは、古傷というよりは時より痛みが出てくる慢性痛が関係します。

どちらにしても疼くような痛みが出てきて
なにをしても痛みが緩和しないや
緩和しても毎年繰り返すという状態になってしまいます。

古傷は、どうしようもできないんじゃないのか?と思われますが
たとえ季節痛の原因が古傷であろうと症状を緩和し痛みが出ずらくすることは可能です。
もちろん、パターン1よりもパターン2の方が改善はしやすいです。
古傷の原因になった関節群の可動域を出していくことで症状を改善へと導いていきます。


今回はここまで!
次回は、頭痛、めまい、耳鳴り、自律神経編をお楽しみください!

最後までお読みいただきありがとうございました。
また、お待ちしております。

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