見出し画像

多くの人にとって、アルコール依存症は他人事です!

アルコール依存症の危険を訴えても他人事のはず

私は「アルコール依存症は誰もがかかる脳の病気です。早期発見がなりより大切です!」と言い続けています。

おそらく多くの方は「アルコール依存症?自分には関係ないよ!」と感じられると思います。10年以上も回復ができなかった自分でさえ、そうだったのですから。

特にこの病気は「否認の病」と言って、簡単にアルコール依存症だとは認めません。

それで、痛い目にあってはじめて、気がつくのです。「このまま飲み続けていたら、後は死ぬだけだと」。

お酒でこのような失敗をしていませんか?

最初は二日酔いの回数が多くなり、そのうちに飲んでいた時の記憶をなくします(ブラックアウトと言います)。駅を乗り越したり、初期の段階では笑い話ですみますが、この病気は進行性の病気なのです。症状がどんどんと悪化していきます。

取引先の社長さんを接待中にとんでもない失言をしてしまい商談をパーにしてしまったり、自分で事業をしている社長さんは自分の事業をお酒でたたんでしまう方も少なくないのです。

「あぁ、二日酔いだ」というのが一日ですめばいいですが、それが何日も続いたり、お酒が原因で会社を休むようになるともう、ほぼアルコール依存症は確定です。

コロナ禍で、ただでさえ、リストラが進んでいる状況です。二日酔いで生産性を下げている場合ではないはずなのです。

お酒に逃げても何も解決しないどころか悪化するだけ

会社での人間関係や仕事のストレスを解消しようとお酒を頼るわけですが、その痛みを回避できるのは一瞬だけです。

次の朝起きて、二日酔いになって、生産性が下がることはあっても、当たり前ですが、悩みや問題はそのままです。現実は何一つ変わらないのです。

調子の悪い状態でその悩みや問題に対処しようとしますから、解決方法も冴えないものとなり、どんどん悪循環になって、悩みや問題が大きくなっていくだけです。

それがストレスになり、さらにお酒を飲むという悪魔のサイクルにハマっていくのです。

もし、今回、例としてあげた場面が少しでもあなたに当てはまるのであれば、今すぐこの病気の怖さを知ってください。そして、すぐに対処を始めてください。

もしあなたが、ストレスから逃れるための手段として、お酒を飲んでいるのであれば、遅かれ早かれ、アルコール依存症になってしまいます。

Masa

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?