氷河期世代はITリテラシーを高めよう。そのためにパソコンで何か作ろう!

わたし、地域のボランティアをやっている氷河期世代の男です。
今年はこのボランティア活動に力を入れていきたいと決意しています。
ボランティア活動の多くがアナログ的運用で進められているのを見るにつけ、率先してネットやデジタルツールを活用し、関係者の方々に利便性を感じていただけるよう努めています。

私はネットやデジタルのエキスパートではありません。
ただ、学生時代から今に至るまで、パソコン、スマホ、アプリなどユーザーとして連続的に使い続けています。
それらが仕事や生活に有用であり、生産性の向上に繋がることを実感し続けているからです。

ボランティアをしていると、私と同世代の方々に出会います。
地域のことや子供のことを大切に感じていて、想いを持って、自分の時間を使ってくださっています。
しかしながらITリテラシーが高いとはいえず、たとえばグーグルドライブでの情報共有ができず、資料は常に紙ベースのため、時間ロスが多い状況です。
スマホをはじめ、様々なアプリは使用されており、全くITのことが分からないというわけではありませんが、お見受けする限り
「受信専用」
という使い方になっています。
もちろんLINEやFacebookでメッセージを送ることはできます。
ただ、パソコンを使って資料を作るといったことは難しそうです。
「読み・書き・そろばん」
のうち
「読み=インプット」
しかできないというイメージですね。
これは生活する上ではあまり支障はありません。
世の中のITサービスはユーザーに手間をかけさせないように設計されていますから当然です。
よりIT能力が高まりにくくなってしまいます。
スマホを使っていることで、
「自分は時代について行っている」
と思うのはちょっと違うと思います。
「駆使する」
というと、ちょっとハードルが高いかもしれませんが、資料を作ってみるとか、グーグルフォームを作ってみるとか、
「アウトプット」
しないことには、ITに対する理解やスキルが向上しません。
仕事ではないので、ほどほどのレベルで十分だと思います。

ボランティア団体がITリテラシーを高めなければならない理由はなんでしょうか?
人がいないのです。
この度、ボランティアの会議がありまして、休日や放課後に、生徒に勉強を指導する学習支援ボランティアの成り手がいないという話になりました。
人集めの広報のやり方について意見がでましたが、
「人の絶対数が足りないので、今後更に難しくなっていく。人が足りないならタブレット教材を活用しては?」
と私から提案させて頂きました。
現状で、様々なハードルがあることは当然理解したうえで発言しています。
しかしそれを言っていては結局問題が解決しません。
「学力を上げることも大事だけど、人と人との触れ合いが、、」
というご意見も頂戴し、ちょっと驚きました。
普通に賛同を得られると思っていましたが、そうではありませんでした。
こうした反論的ご意見は高齢者からではなく、同世代からのもので少しショックでした。
なるほど学習アプリの使用経験がないために不安に思われてしまったのかもしれません。学習マシーンに勉強だけさせられる印象を持たれたのかもしれません。
私は学習者にとって一番大切なことは、学習者自身が理解が深まっていることを実感することだと思っています。
誰それが教えてくれた、これも大切ですが、学習支援の目的は生徒が学力を向上させることです。
ITの進歩は年々速度が上がっています。
自ら取り入れに行かないと、知らないことだらけになってしまいます。
ボランティアといえども、ITの積極活用は必須です。

自分も学びつつ、氷河期の同世代に共有していこうと思います。
氷河期世代は、社会に出るときにスタートでずっこけた世代です。
会社で学べたことが、就職できなかったために、学ぶ機会を失った人が多くなっています。
大切なのはこれからどうするかです。
生徒に学習支援を行うのと同じぐらい、大人たちが「ITを一緒に学ぶ」ということは重要です。

それでは!


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