スタートアップ(株式会社Crono)でのインターン経験

皆さんこんにちは!
突然ですが、My奨学金はご存知でしょうか?

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このサービスは『自分に合った奨学金を見つけることが出来るサービス』です。自分のやりたいことや、専攻分野、留学の意思などの幾つかの情報を入力することで、2000件ある奨学金データベースから自分の条件に該当するものを表示してくれます。僕自身もこのサービスを使ったことがあるのですが、大学のHPに乗っている民間の奨学金以外の奨学金も見つけることが出来ました。

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奨学金を申請するのは大体入学直後になると思うのですが、そのクソ忙しい入学直後の負担を大きく減らしてくれる意味でも、このサービスはオススメしたいです。

ー でも、お高いんでしょう?流行りのサブスクリプション?課金するの?
そう思われた方もいるかも知れませんが、このサービスは現在、どれだけ利用しても無料です。もはや仏の所業ですよね。
ちょっとCronoがどんな会社か気になりませんか?今回はそんな株式会社Cronoでインターンシップをしている私から、Cronoでのインターンシップに触れながらエンジニアとして成長できた話を書きたいと思います。

株式会社Crono/エンジニアインターンシップ

モラトリアム期間の記事でも書きましたが、僕は3月からCronoでエンジニアとしてお仕事をさせていただいています。
3月の時点で案件を頂いたことのない駆け出しエンジニア(?)だった私に代表の高さんから声をかけていただき、一緒にお仕事をすることになりました。僕が主に関わっているのは、冒頭に紹介させていただいた『My奨学金』ではなく、『Crono Job』です。こちらは「学生の奨学金を企業や地方団体が肩代わり返済してくれる求人情報を掲載するサービス」になります。僕が参加するまでは、ネットに乗っている求人情報をひたすら手入力で収集されていたので、これを自動化する業務をいただきました。スクレイピングは勉強しておりましたから、持ってる知識で行けるだろう〜!と意気揚々と取り組み始めました。

求人情報の取得の自動化

さて、、、結論から言うと自分の持ってる知識では全く出来ませんでした。少し知識が足りないとかではなく、根本的に僕の知ってるのとは別の知識が必要でした。開始5分で絶望しましたが、気を取り直して勉強を始めました。この時から多くのエンジニアがそうしてるように、自分自身の成長の為に、人に質問せず自分で調べる。というルールを自分に設けていました。これがまあ、ご想像の通りとてもしんどいことでした。玄人にとっては一瞬で解決することでも、僕は一日かかったりするわけですから体力も精神力もゴリゴリ削られていきます。この期間は「スクレイピングで取れない情報はネットには無いよ」という昔の友人の言葉に励まされ、「なんでも聞いてきてください〜!」といってくださってるCrono代表の高さんに支えられました笑 最近よく新しい環境に入る時に、根性があるのでキャッチアップ出来ます!みたいなことを言ってしまっていましたが、よくよく考えると明らかに根性では無いものに支えられてますね。
そんなこんなで、なんとか自動化ツールの実装が完了しました。複数のサイトから情報を集め、最終的に3000件ほどのデータを数分で取得できるものになりました。

APIの構築

スクレイピングで集まったデータはサーバーに保管されるのですが、そこそこのデータ量なので重たくて使い勝手が悪いという問題が発生しました。そ!こ!で!出てくるのがサーバーサイドエンジニアの方。では無く僕でした。
「タカギさん、サーバーでこういう問題があるんですけどAPIを作ってみてくれませんか?」と高さんから話をいただき、スクレイピングツールの実装で自信がついていた僕は、「よくわからないけど、やります!!」と答えていました。
例のごとく”全く分からん””完全に理解した” ”全く分からん”を繰り返し、苦しみました。今回は頼りのネット文献がほぼ英語なので、前回よりもしんどかったかもしれませんが、前回の要素に加えて「俺は調べれば出来るんだ!」みたいな自信に支えられていたので、メンタル面は元気でした。
サーバーについて全く知識はありませんでしたが、無事にAPI実装が完了し、僕の集めたデータ達はより軽量で扱いやすくなりました。

振り返ってみて

僕が自分に課していた自分自身の成長の為に、人に質問せず自分で調べる。というルールは、力がつく一方で非常に効率の悪いやり方だと思います。コロナ期間で時間があったからこそ、この効率の悪いやり方でも納期内でなんとか乗り越えることが出来ました。普通は「15分調べて分からなければ、質問する」くらいで良いのでは無いでしょうか。
なにはともあれ、僕がCronoでインターンシップをして得られたものは技術力の他に「調べたら大体なんでも出来る」という自信でした。この自信があるおかげで、新しい挑戦がしやすくなっています。僕のポートフォリオの4月以降プログラミングのアウトプットが増えているところを是非確認してみてください。本当に自分次第で色々変わるんだなとつくづく思います。
僕を信じてツール開発やAPI構築を全て任せてくれた高さんや、エンジニアの方。株式会社Cronoと僕を繋いでくれたNPO法人VineTSの方々には、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

スクレイピングツールの開発中、UIターン制度というものがあることを知りました。地方出身の方が都心部からまた地方に戻ってきやすいように、金銭や仕事の面で地方自治体が支援してくれるものです。僕自身も奈良高専出身ということもあり、地方創生には元々興味があったのでこういった制度を知れたのはラッキーかも知れません。自分の力で地元に貢献したいと考えられている方は、UIターン制度をこちらで調べてみてはいかがでしょうか?

それでは、また!


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