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逃げた先

幼い頃から逃げる癖がついている。

嫌なことがあれば目を背け、先のことなんて考えられるはずもなくその場しのぎの選択肢を選び続けること24年。そろそろベテランの域。

そろそろ意識改革をしなければならないお年頃なのは誰よりも分かっている。
きっと一般的な視点で見たら自分の人生は「ちゃんとしてる」同年代と比べたら劣っていると思われるだろうし事実そうなのかもしれない。
それは自分が逃げ続けた結果だから甘んじて受け入れよう。
でも、こんな劣った人生でも悪くないなと思えることもしばしば。
逃げた先でしか出会えなかったであろう人たちも沢山いて、そこでしか見えないものも沢山見れて。不幸なふりをしているだけで割と幸せ者やらせてもらってます。

だからこそ、人間関係だけは逃げたくないとようやく気づけた。
過去の自分と言えば突発的にSNSのアカウントや連絡先を消すことでスッキリした気になっていた。おかげで高校までの同級生とは完全に音信不通。一緒に同じ道を何百往復もしたあの子も放課後の教室で中身の無い話をし続けていたあの子も生死すら分からない。そんなのは少し寂しいから。

この文章を書いていたら、ふと16歳くらいの頃に、邦ロック好きの友達が欲しいと思いTwitterアカウントを作っていた時のことを思い出した。(例に漏れずこちらも1年足らずで削除)
仲良くしてくれてた年上のお姉さんが何の前触れもなく「私、JKリフレで働いてるんだ〜」と言ってきた、そんな思い出。お姉さんの顔も声も自分がどんな反応をしたのかも覚えてない。
多分夏だったかな。

この文章を読んでくれた皆の日常の中に
「逃げる」という選択肢を紛れ込ませることが出来ていたらこちらの勝ちということで。


文章の締め方、一生分かりません。
とりあえず今回は最近好きな曲のリンク貼っておきます。


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