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日本を好きだと思ってくれる外国人が多くて嬉しくなる

意外と日本の街は知られてる

東京,京都,大阪,渋谷,六本木,(新宿),(北海道),(沖縄)あたりがギリ認知されている感覚.六本木とかはSNSで知られてきたのかも.

日本を嫌いな人に出会ったことがない

人の前であからさまにいうことはないのは当然だけど,東アジアの国での認知度の高さと深さと印象の良さでいうと日本はダントツで良さそう.香港や台湾,中国や韓国の若者はみんな日本好きだし,経済的余裕のある人はだいたい日本に旅行するのが好き.日本人ももっと東アジアとか東南アジアに旅行して,「君の国も大好き!」って言って東アジアグループ内の若者の中で絆を深めたい.割とほんとに思う.あとは,韓国語を話せる日本人,中国語を話せる日本人がもっと増えたらいいよね.韓国だと高校の第二外国語で日本語を勉強している人もそれなりにいるし,香港の人も日本語勉強してくれてる人も多い.これは日本人として嬉しいこと.
欧米の人も日本のことをクールだと思ってる人が多い.ほんとにありがたいことだよね.海外の人が日本のことを詳しく知らなくても「なんかいい」って思ってくれてる現状は素敵なことだし,圧倒的な強み.

日本人であることをクールだね,と思ってくれる人が多数

ヨーロッパでは地味に日本ブームがある.あからさまではないが,「日本」に対して関心の高まりを感じる.富嶽三十六景の神奈川沖浪裏のようなわかりやすいものだけではなく,だんだんと人の心の中に日本の文化に対する興味や憧憬のようなものがうっすらと染み渡っているのかもしれない.本屋に行ったら,日本の文化について書かれた本があるだけでなく,日本人が書いた本も結構並んでいる.僕の知らない作家の本や,村上春樹や村上龍,東野圭吾など有名どころの本がいいところに平積みされていたりする.これはオランダの話だけど,おそらく他の国でもないことはないと思う.感覚として,オランダと日本は相性がいい.

ただ政治的,経済的に日本がイケてる印象を持たれている,と言う感じではなさそう.でも,経済が停滞してるとか,そういうことはあまり知られていない.自分がスペインの経済状況を知らないように.

日本にイタリアンのレストランがたくさんあるのと同じような感じで,海外には寿司やラーメンなどの日本食レストランがたくさんある

海外に来てまず驚くのは,その寿司レストランの多さ.いつの間にか寿司が浸透していて,寿司屋がおしゃれなレストランとしての地位を確立してる.デートで寿司とか.面白いよね.あとはラーメン屋うどん屋さんもあって,味は日本人からすると微妙なものも結構あるけど,いつも行列があるなどしてすごく人気.ただ悲しいことに,ラーメンを除いてこういうレストランの多くはオーナーが日本人じゃない.中国の人やベトナムの人など,商才と気合がある人たちが多い.

日本にきたことがなくても日本の景色を知っている人がいる

日本人がスペインのサグラダファミリアを知っているように,海外の人も日本の東京や京都などの観光都市の景色は知ってるのは当然.だけど意外と,インドから来た人で,日本の街並みって2階建くらいの家が密集してる感じだよね,というイメージを持っている友人もいる.詳しく聞くと,小さい頃にドラえもんを死ぬほどみていたので日本の街並みをよく知っているののだとか.ドラえもんというアニメを通して日本が伝わっているというのは,全く意外なことだったけど,日本の文化と世界を繋げるのに役立つヒントがこの事実の中にある気がする.

モロッコでは「オタク」はいい意味で認知されている

そもそもモロッコの人が日本のアニメを見ているとは夢にも思ってなかった.進撃の巨人めっちゃ良いって僕に勧めてくるくらい.そして日本で「オタク」はあんまり良いニュアンスではないことも知っていて,その上で「モロッコではオタクって単にアニメ好きって意味で,悪いニュアンス含んでないんだよ」って教えてくれた.なんか色々すごくない!? 正直感動した.アニメ博物館とか漫画博物館でも作らないと.日本×アニメ・漫画で特に有名な観光地がガンダムなのは,ん?って感じだと思う.

海外の人が求める「日本」って何?

Made in Japanは質が良いとか,そういう時代はだんだんとすぎている.もちろんこれは今でも事実ではあるとは思うけど,海外の人にとっての日本の魅力的な点ではないような感じがした.海外の人は「日本らしさ」を日本に求めている.正直言って質の高いものは海外でも腐るほどあるし,日本のものを売るなら「質の高さ」よりも海外の人が日本に求める「日本らしさ」をウリとしてしっかりと伝える必要があると思った.日本人が海外の人に押し売りしたい/誇りに思っている「日本らしさ」と海外の人が日本に感じている「日本らしさ」は確実に異なる.とはいえ,海外にはたくさんの日本loverがいる.日本に実際に訪れた人はだいたい日本のことをすごく好きになっている.そこをもう少し深掘りするなり,海外の人が書いた日本についての深い分析を読むなりして,客観的な日本の強みを理解した上で日本という特別なリソースをうまく活用していきたい.

思ったこと

日本はいい国.ここ数年は日本の未来に対して暗い雰囲気が漂っていたけど,最近は明るい兆しが見えてきたように感じる.「変われない日本」「ダメな日本」という日本人全体がうっすらと持っていた「日本という祖国に対する潜在意識」的なものが無意識に「変化したいという心持ち」を束縛していたような印象があったけど,ここ最近は「変わらざるを得ない」状況になってきたからか「変化する日本」の姿が実際に見られるようになってきている.(ちょっとスピってる?)あとは日本が「変化したことによって成功」する姿を日本人が自覚できるレベルになれば,いいサイクルになっていくんじゃないかな.アメリカは資本主義,技術,軍事の最先端?として「やってやる!」みたいなアツい人が集まってさらに強くなる.日本はその精神性の豊かさというかそういう内面の豊かさを求める人たちの聖地のようにして,そういう人が集うような国になったら面白くなりそう.日本の心/生活の豊かさを作る源を理解した上で,それを強化していき,ビジネス界のスーパースターのイーロンマスクならぬ精神世界のスーパースターを生み出していけば,日本にそういう人が惹きつけられてくるのではないか?こんまりはその先駆けのような人の一人かもしれない.

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