女性の羞恥心に配慮してくれる病院
今回、婦人科の疾患で通院・手術を受けたのですが、病院の対応で驚いたことのひとつが、「女性が診察の際に感じる羞恥心」を極力減らすための配慮が随所でされているということでした。
女性患者は女性が担当するのがデフォルト
まず、診察は女性医師でした。婦人科は特に、診察の際にかなり恥ずかしい体勢を取ります。患者は羞恥心をマヒさせて診察に臨むしかないわけですが、医師が女性だとこのストレスが激減します。
また、手術当日の麻酔医の方も女性でした。
さらに、手術前の検診で心エコーを撮影する技師さんも女性と徹底していました。やむなく男性が入室する際には、事前に「●●のため男性技師が入室しますがよろしいでしょうか」と必ず確認があります。
看護師さんは女性がほとんどですが、今は男性看護師もおられます。入院の際は、ナースコールの際に男性看護師が来ても良いかどうかの事前確認もありました。
検査などの際、不必要に胸部や下腹部をさらしたままにされることは決してなく、こまめにタオルやケープで隠してくれます。
こうやって徹底していただけるとなんとストレスがないことか、と驚きました。
逆に言うと、今まで患者は羞恥心を無いことにして耐えてきたのだなと思いました。
通常の生活で、異性に服を着けていない胴体を見られることは、恥ずかしく苦痛です。でも診察だから仕方ない、とその気持ちに蓋をしてきたわけです。
女性医師がもっと増えてほしい
でも今回の病院で、女性患者は女性(医師、技師、看護師…)が担当するのが当たり前、といった対応が本当に徹底していて、とても嬉しく感じました。
そして、そのような対応ができるほど女性の医療関係者が増えているということが本当に素晴らしいと思いました。
患者が医師の性別を選んで受診できるようになるためには、女性の医師の割合をもっと増やしていく必要があります。
2018年に、一部の大学の医学部で女子学生の合格ラインを上げて入学者を減らそうとしていたことが発覚しました。女性医師の多い病院のほうが女性患者が集まるということになれば、そのようなことは起こらないかもしれません。
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入院で持ってきて良かったモノ、入院の病床からレポート