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“赦せる”と毎日は楽になる

はろはろー。あるです。
今日は、あなたの毎日が少し楽になるかも知れないおはなし。

本来、私たちは自由です。
本当になんでもしていいんです。

でもそれだとみんなで生きていくには不便だから、世の中には“ルール”があります。

ただ、そのルールも時と場所、場合によって変わってきます。
例えば道路で車が右を走るか左を走るかも国によって違うでしょう?
ルールってその程度のものなのです。

さて、私たちが生活していく上でルールがあることは基本的には“楽なこと”です。
何かが起こったとき、その都度話し合いをしたり決闘をしていたら大変ですよね。
そこでAが起こったらB、と決めておけばみんながそれに従って動けばいい。だから楽になるんです。


ただ、そのルールは私たちの中で勝手にうまれ、染み付いていくものでもあります。
親の言うことは聞かなければならない、他人に優しくしなければならない、泣いている人は慰めなければいけない…
そんないろんな細かいルールが、私たちが生きてきた時間の中の小さな無数のきっかけから、私たちに染み込んでいきます

きっかけなんて本当に小さなことなんです。
でも、あなたが「あっ」と思ったその時、その一瞬の「あっ」はあなたにとって大事なきっかけだったんです。
だからあなたはそれをルールにしたんです。

そのルールは、いつの間にか当たり前になっていきます。
歯を磨かないと虫歯になるから、眠らないと頭が痛くなるから、そんなリスク回避のための“常識”と同じレベルで、あなた個人のルールも“常識”になっていきます。

すると、その“常識”に当てはまらない人が悪に見えてきます。
まるで法律を破ったかのように、あなたの中のルールを破った人に対してあなたは猛烈ないらだちを感じます。
「なぜあなたはルールを守らないのか。こんなにも当たり前のことなのに!」
あなたはそう思うでしょう。

しかし、相手にとってそれは日常ではありません。
もしかしたらあなたが毎日していることも、相手にとっては年に一回の大事かも知れない。
信じられないかもしれませんが、そんなことって実はよくあるんです。


さて、あなたが周りに対してイライラしたり、悲しくなったり、がっかりしたり呆れたりするのは、もしかしたら“あなたのルール”が原因かもしれません。

もちろん、あなたのルールはあなたにとって大事です。
しかし、それが目の前の誰かにとっても同じくらい大事とは限らないんです。
それを覚えておくだけで、私たちは”赦す”ということができるようになります。


赦すというのは許可を与える、自由にさせるという意味ではなく“罰や義務などを免除して、とがめないこと”という意味です。
目の前の人にあなたのルールを当てはめることで、そこに“なかったはずの罪”が生まれていることはありませんか?
本当は怒られなくてもいいことで、相手があなたに怒られていたことはありませんか?

間違わないで欲しいのですが、あなたのルールをあなたが大切にすることは当たり前です。
あなたにとって必要だから、あなたはそれをルールにしたのです。

ただ、そのルールを時々見返してみてください。
そのルールを決めた時と今では、きっといろいろなことが変化してきたはずです。
そんな今にも、あなたのルールは当てはまるのか。それをたまに見つめ直してちょっとだけ考えてみてください。

そうすれば、私たちは今よりもう少し楽に、心地よく、過ごせるんじゃないかと思うのです。

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