見出し画像

北欧メンタル治療日記へようこそ

こんにちは、アルです。いらっしゃい。フィーカ(スウェーデンのお茶の時間)に立ち寄った気分で、気軽に読んでいただけるような場所にしたいと思っています。テーマがテーマですからね。

私は30代の日本人、スウェーデンに住んで6年が経ちました。来たばかりの頃は自分を女性だと認識していましたが、スウェーデンの社会で生活するうちに、自分はニュートラルで、好きになる人の性別も様々だと言うことに気づきました。日本社会で生きるために刷り込んでいた使いやすい自分がいると分かったこと。それが本来の自分を取り戻そうとするきっかけになったと言えます。

育った環境が不安定だったことや、日本の教育、学校の雰囲気が合わなかったことなどから、おそらく人より多めのトラウマを抱えて生きて来ました。不安になりやすく、落ち込みやすい。20代前半に東京で過労で倒れてからは、様々な食事法、漢方、ヨガやトレーニング、スピリチュアルヒーリングなどなど、とにかく色々なことで心を強くしようと試みて来ました。歳を重ねるごとに生きやすくはなって来たと思います。

しかしながら、北欧の暗く長い冬とコロナ禍を経て、抑うつ状態になりやすくなり、何かをきっかけに溜め込んだ闇が一気に溢れ出るようなクラッシュを度々起こすようになりました。

自己診断で私は:
・HSE気質がある
・軽度のアスペルガー傾向がある
・不安障害やPTSDを引き起こしている可能性がある
と考えており、親しい友人たちからも、自力や自然療法では限界があるのではないか、そろそろきちんと西洋医療に頼ったほうが良いのでは、と本気で心配されるようになったため、やっと重い腰を上げるに至ったわけです。

西洋医学の療法を拒んでいた理由には、やはりどこかで、努力が足りないせいでそうなっているから頑張れば自力で治せるとか、薬に頼ってはいけないとか、日本的な根性論や自然派オタク的な化学批判があったと思います。しかし、遺伝や脳構造に原因があるかもしれないと気づいた今、きちんと診察を受ける必要性を理解しました。

そしてその過程を記録に残すことで、日本で生きづらさを感じているどなたかの元に届いて、何かのきっかけやインスピレーションになるのならば、自分のここまでの険しい道のりにまたひとつ意味を見出せるのではないかと思い、そんな願いを込めて綴り始めた次第です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?