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花を飾りたい

数週間前から、ずっと部屋に花を飾りたいと思っている。


何がきっかけだったか、思い出してみると、
母の日にカーネーションを実家に送ったことかもしれない。
お酒好きな母には、毎年のようにお酒を送っている。(すっかり忘れてメッセージだけでごまかす年もあるけど)
小さい頃から母に何かをおねだりするときは、お酒を飲ませて機嫌をよくしてから、というのが我が家の恒例だったように思う。

毎年アルコールもなぁ、兄ちゃんもお酒送りがちだしなぁ。なんて思って、王道のカーネーションの鉢植えをAmazonでポチッとしておいた。


インターネットで花を送るということに、なんとも言えない高揚を感じたのは去年の11月だった。
初めて地元でアルバイトをしたレストランが20周年ということで、パーティーに誘われたけど急だったのでお花だけでも…と、花を送った。
花を送るなんて初めてだったし、16歳かそのあたりの私を知っている人たちに送る日が来るなんて…と、当時を思い出したりして、なんだかすごく大人になった気分だった。(もう既にすごく大人なんだけど。)


5月7日、母からLINEが届いた。
少し早いけど、無事に届いたようだった。
画像で見ても見事なカーネーション。つぼみもたくさん付いている。
しばらく楽しませてもらうね〜 と、母も喜んでくれた。

その鉢植えが羨ましくなったのかもしれない。


最寄駅から少し離れた、近所にある唯一の花屋さんの近くを、バスで通るたびに凝視した。店先には小さな鉢植えと、胡蝶蘭のような華やかな彩りが見える。
そのお店のホームページとかも探したけど、口コミ情報くらいしか見つけられなかった。
花屋さんに行き慣れてない私にとっては、いきなり行くのは何だかとてもハードルが高い。


お花のサブスクがあるとネットで見たけれど、どうも良くないレビューばかりが気になって、手を出せない。萎れた花が届くのは精神衛生上あまりよろしくないよね。

生花はみずみずしくてきれいだけど、いつか枯れてしまう。
鉢植えも、昔買ったことがあるけど、その類を長持ちさせる技量が私にはない。


この間久しぶりに友達と会うことができて、花の話をしたら、うちにはドライフラワーがたくさんあるよ、虫嫌いだからドライフラワー飾ってる、とのこと。
なるほど。


Amazonでさっき良さげなブーケを見つけた。

生活必需品ではないけれど、花がある生活、心に潤いは必要だよね。精神的必需品だよね。
そう言い聞かせて、お支払いボタンをポチッと押した。


ドライフラワーのブーケ、
6月4日にお届け予定です。



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