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アクティブラーニングを失敗したという先生方へ

失敗は挑戦した証です

「アクティブラーニングを導入して失敗した」こんな話しをよく聞きます。
アクティブラーニングの失敗研究なんてあるくらいですから、失敗する人って多いんでしょうね。

そもそも、新しいことに挑むときは、うまくいかないことなんて当たり前のことです。

次から改善すればいいのです。

私は、やってみてうまくいかなかったことを「失敗」と判断してしまう、あなたの思考こそが問題だと思います。

アクティブラーニングの失敗ケースは2つ

私が「アクティブラーニングを導入しようとして失敗しました」という話を聞いた範囲では、何かマニュアルやツールがあって、それがうまくできなかった場合が多いように感じられます。

この場合の「失敗」は、2つのケースに分けることができます。

①その通りやろうとして失敗したケース。
②その通りにやらずに失敗したケース。

矛盾してますね(笑)
では、詳しくお話しします。

その通りやろうとして失敗したケース

このケースは、マニュアルなどに頼り過ぎると起こります。
このような人は結果を早く得ようとするため、マニュアル通りに物事が進まないと「上手くいかない、失敗した」と思ってしまうのです。初心者によくあるケースです。

私の同僚も、これで失敗した結果、アクティブラーニング反対派となりました。逆ギレですね(苦笑)。ムダにプライドが高い人は、すぐに人の責任にしてしまいまから困ったものです。

このケースの解決は簡単です。マニュアルを鵜呑みにしないで、その場に合わせて柔軟に判断することです。
時間配分を変えたり、少し内容をかみ砕いて説明したり、臨機応変な対応ができれば解決します。そして、時には深追いせずに、途中でやめる勇気も必要です。完璧にやろうとしないということです。
学生を見て、教室全体を見て、自分の行動を考えるといった、ファシリテーション能力を磨きましょう。

その通りにやらずに失敗したケース

後者はアクティブラーニングに少し慣れて、新しいメソッドを取り入れようとした時に起こります。
新しいメソッドを習ったにもかかわらず、その意図を理解せずに、自己流にアレンジして失敗するケースです。
このケースの解決も簡単です。何か新しいメソッドを取り入れる時は、1回は忠実にやってみることが必要です。
1回やってみたうえで、学生たちの表情や動き、会話などの様子を観察してから、次回に自分なりに手を加えることをオススメします。

どちらにしても、自分の能力の過信から起こることですね。
まずはメッソドの開発者に敬意を払い、謙虚に、忠実に取り組みましょう。

アクティブラーニングはあきらめずに挑戦することが大切です。

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