年末年始に読んでおきたい本。
年末だ。年末といったら、食っちゃ寝と読書だ。
本を読んでいると活字が心地よくてうとうとして、気づいたら朝になっていて、ああまたやっちゃったなあ、と思うのが幸せだったりする。
コルクのメンバーがおすすめする「年末年始にみたいもの」全43作品 | コルクのブログ
コルクさんが年末年始にみたいもの特集をやっていたので、私も年末年始に読んでおきたい本(一部はすでに読み終わった本)を備忘録してみることにした。
・谷川俊太郎詩集「私」(谷川俊太郎 著・思潮社)
・考えるシート(山田ズーニー 著・講談社)
・LIFE SHIFT(リンダグラットン 著・東洋経済新報社)
・仕事。(川村元気 著・集英社)
・ネットで「つながる」ことの耐えられない軽さ(藤原智美 著・文藝春秋社)
・インターネット的(糸井重里 著・PHP新書)
・走ることについて語るときに僕の語ること(村上春樹 著・文春文庫)
・ボールのようなことば。(糸井重里 著・ほぼ日文庫)
谷川俊太郎さんの詩集は、カメラマンをしている友人にもらった。仕事でお会いしたそうで、サインをもらってくれたそうだ。この筆の先に、谷川俊太郎さんがいたと思うと、なんだかあったかいような切ないような、不思議な気持ちになった。谷川俊太郎さんのことばは綺麗な川の水のようなイメージ。汚れがない。短い詩なのに、読むのにすごく時間がかかる。エネルギーが、いる。
村上春樹さんの「走ることについて語るときに僕の語ること」は、もうすでに3回くらいは読んでいる。私が人生で読んできた数多くのエッセイの中でも、好きなエッセイTOP3に入ると思う。エッセイで素晴らしいな、好きだなあと思うのは角田光代さんや岸本佐知子さんのものなのだけど、それは感性の豊かさとか文章の面白さでそう思っているのであって、村上春樹さんのこの本は、なんというか「すげえ…この人には圧倒的かなわない…」と思わせられる、ブルブルっと震撼してしまうエッセイだ。(村上ラヂオはまた別のジャンルだと思う)
とにもかくにも、なんだか今年はまじめ系な本が揃いました。小説もなんか1冊読みたいなーん。町田康さんのパンチが効いたロックな小説とか久しぶりに読みたい。
あしたは本屋へ行こう。
ありがとうございます。ちょっと疲れた日にちょっといいビールを買おうと思います。