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2月22日 失敗を恐れず工夫を続ける

2月22日ですね。


国産ロケット「H3」の打ち上げが中止されたことを受け、それを中止と取るか、失敗と取るかで論議が生じています。

事前に欠陥がわかり、発射数秒前に中止された。それを失敗と捉えるかどうかは、ここでは追求しません。

ただ、この論争から感じたことがあります。それは、失敗を極度に恐れるわが国の風土です。

それは、例えば起業への消極性として数字に現れています。この記事は諸外国に比べて低いわが国の起業率を示しています。

失敗を恐れる風潮は、私の属するシステム業界でも感じます。失敗を恐れるからこそ、念入りにテストを行います。テストに時間をかけているため、リリースまでの期間や予算も多大にかかります。


今までは念入りなテストは、日本製品の品質の高さとして武器になりました。

その一方で、失敗を恐れない諸外国の起業家が次々に繰り出すサービスの速さについて行けず、わが国発のサービスはみるみるうちに埋もれてしまいました。


海外はテストはほどほどにし、リリースの後に出たエラーを迅速に修正することで開発やリリース速度を上げているようです。


果たして、失敗とはそこまで恐れるべきものでしょうか。


失敗したことで全ては終わりません。
それを言うなら私の人生も個人事業も失敗だらけです。が、なんとか法人化し、今に至っています。


それは、失敗をした場合でも、迅速にそれを回復するための手を打ってきたからだと思います。
海外のサービスがそうであるように。

今の社会は、もう個々の人間の能力を超えたレベルで動いています。もはや、失敗せずにやっていくことなど不可能。
要は失敗した時にどうするか、です。


その覚悟を持ち、仕事にあたるのが良いのではないでしょうか。

最初から石橋を叩いてから小川を渡るより、水に濡れても向こうに渡るくらいの覚悟。渡りながらも、水に濡れながらも臨機応変に工夫を重ね、濡れずに渡るよりも早く対岸へ。

H3ロケットも、今回は延期しました。が、近い将来に実現できれば良いと思います。幸いにも機体に影響はなかったようですし、私には失敗とは映っていません。

ありがとうございます。 弊社としても皆様のお役に立てるよう、今後も活動を行っていこうと思います。