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10月21日 文系のセンスが技術者の要

10月21日ですね。

今から79年前の今日、出陣学徒壮行会が開かれました。第二次大戦中の話です。

学業半ばで軍人として召集された学徒を集め、励ますための催し物てす。


この時集められた学生の多くは文系学生だったといいます。理系学生は、戦争継続に必要な兵器開発のため、ほとんど招集されなかったそうです。


今も報道によればロシアでは徴兵が行われてようです。その際、理系と文系の切り分けはされているのか。私はよく知りません。

ただ、今の世の中に理系と文系を分ける意味は薄れつつあるような気がします。少なくともシステム開発の分野においては。


例えば私は中高生の頃は数学や物理が大の苦手でした。大学も文系学部に進みました。が、システムエンジニアとして長い間飯を食えています。


もちろん、理系の知識も必要です。おそらく本当の意味での理系脳の方はシステム開発の中枢の開発に携わるでしょう。

ですが、今のシステム開発にあたっては、中枢の開発に携わらない限り、複雑な数式や高度な数論は不要です。もう、そのようなライブラリは用意されています。パラメーターを渡せばそうしたライブラリが必要な結果を返してくれます。そして、そのようなライブラリはこれからはもっと増えていくてしょう。ノーコードやローコードツールが増えていくように。


むしろ、お客様からの要望を聞き、それをシステムに落とし込むことの方が重要なのかもしれません。少なくともビジネスの第一線にあるエンジニアとしては。

それには、文系の知識が欠かせません。

システム開発の最前線では文系のエンジニアの方が重宝される時代がすでに来ています。


そこでは文系の知識、つまり文章の読み書きが重要になってきます。お客様がおっしゃっていることを素早く的確に理解し、それをお客様にわかりやすい言葉で説明し返信する能力。

少なくとも、お客様と相対し、協力して実装していくようなエンジニアに求められるのは、そうした文系の能力である気がします。例えばkintone界隈では。

私たちは今、学業半ばに無理矢理徴兵されるような時代と国の中には生きていません。
そのことに感謝し、仕事に邁進したいと思います。

ありがとうございます。 弊社としても皆様のお役に立てるよう、今後も活動を行っていこうと思います。