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8月19日 常識への批判心を常に持つ

8月19日ですね。

昨日は家族と御殿場に行き、私は富士山をみながら仕事をしてました。
夜、浸かりに行った日帰り温泉にかなりの冊数の本が設置されていました。
ここに置かれていたとあるマンガが目に留まりました。このマンガの事を前から知っていた私は、つい読みふけってしまいました。

「チ。」
というマンガをご存知でしょうか。
このマンガは、17世紀以前、キリスト教圏で異端と退けられていた地動説を信奉する人々の姿を描いています。

地球の周りを太陽や月、火星といった星々が回っている。これが当時の人々にとっては常識でした。天動説。
ですが、精緻に観測を行うと天動説では説明のつかない事象が起こる。そこで、地動説こそが実は正しいのではないか、と信念を持った人々がいました。
ですが当時、地動説はキリスト教の教義にとっては異端でした。地動説を信奉するだけで弾圧を受けました。

良く知られているのは、ガリレオ・ガリレイが異端審問を受けた挿話です。
当時は魔女狩りが盛んな時期でもあります。常識に疑いを持つことは、当時にあっては命の危険に直結しました。
そうした時代の中、真理を追究する人々を描いたこのマンガに感銘を受けました。

ひるがえって今です。
インターネットが社会を変えてしまった今も、アメリカには天動説や地球が平面であると信じる方、人間は神によって創造されたと主張をする方がまだまだ多いのだとか。
わが国でもコロナウィルスやワクチンに関して、陰謀だと声高に主張する人々の声がSNSに流れています。

そうした人々から見ると、私たちが常識として学ぶ地動説や進化論、ワクチンの効果などは嘘っぱちなのでしょう。

私はそうした方々が訴える陰謀論や先祖返りしたような主張はエンタメとしては楽しみますが、真に受けることはしません。

ただ、ここで気を付けたいことがあります。
それは、今の私たちが信じる常識を絶対視しないことです。
自分たちが学んだ常識が実は誤っている可能性もあります。これは、そうしたトンデモ論を主張する方々に迎合することではありません。
もし常識が誤っていたとしても、今まで受けてきた教育を盾に頑なに抵抗はせず、新たに入ってきた情報を多種取り寄せて検討し、新たな常識の方が正しければ、すんなり乗り換えたいと思います。

人間とはまだまだ無知の存在。宇宙空間の暗黒物質の正体も知りません。そもそも太陽系外に人類を送り出したことすらありません。

普段のビジネスもそう。今のやり方が絶対の真理であるはずがないのです。常に周りを見回し、よりよいやり方がないか考えておかないと。そして常に情報の良しあしを判断し、新しい考えの方がよいと判断したらそちらに移るべきだと思います。
既存の考えに硬直したとたん、ビジネスは前に進まなくなります。そして、当時の地動説を異端と弾圧した人と同じになってしまいます。
気を付けねばなりません。

ありがとうございます。 弊社としても皆様のお役に立てるよう、今後も活動を行っていこうと思います。