１２月１６日　技術者の単価を上げないと

１２月１６日ですね。

このような記事を見かけました。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2212/15/news116.html

先進国に限らず、他の国に比べてもわが国の技術者の報酬は低い水準にあります。

そもそもわが国の他の業種も含め、賃金水準は他国より相対的に低下してしまっています。それがわが国の国力低下につながっていることはいろんなマスコミが発信しているとおり。

ここで技術者の単価だけを取り上げることはあるいは偏っているのかもしれません。

が、私が技術業界にいることから、私にとっても喫緊の課題になっています。

昨年、海外のコンサルティングファームから報酬ありのインタビュー依頼を受けたことがあります。

その時の提示額は弊社が請けている単価の三倍でした。しかも末端価格で。

そこにも技術者単価の低下は顕著に現れています。

それを請け、弊社も先日から単価を上げました。数年ぶりの改定です。

原材料によって単価が上下する事は技術業界にはありません。

ですが、そもそもの技術者としての単価を上げていかなければ、わが国の技術水準は落ちる一方です。

今回の弊社の単価改定でも、また諸国に比べて低いと考えています。

もちろん弊社が主な商圏を日本国内においている以上、国内相場が突出することは得策ではありません。

が、それを差し引いても、今までの弊社は安すぎました。ここに来ての案件の集中を凌ぐ上でも、単価を上げなければ耐えられないことは明白です。

ただし、単価を上げる以上は、それ相応の技術力を持っておかないと。

それには学ぶしかないのです。