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【TITANS】お前ら……なんか暗いな、DCユニバース住人か?

TITANS、ティーンは二人しか居ないのでTEEN TITANSではない。どうも、私の名はアクズメだ。先日NETFLIXでタイタンズというDCの新しいドラマがリリースされたので、小さい頃カートゥーンネットワークで放送されたアニメを見てからティーン・タイタンズが好きになった私は迷いなく視聴ボタンをクリックし、二日で見終わった。なかなかいいドラマだったのでそれについてなんか話そうと思う。興味があったら終わるまで読んでくれ。いや、座らなくていい。最近この手の文書は冒頭に「座れ、おれだ」と威圧的に座らせようとするものが多いが、私はきみの意思を尊重するのでそこらへんで適当に寛いで構わない、なんならスクワットしながら見てもいいぞ。あと第一話のネタバレがあるから注意ね。OK?では始めよう。

あらすじ

高校生レイチェル・ロスは今日も、悪夢に悩まされていた。彼女は夢の中でサーカスに訪れ、「フラインググレイソン家族」という家族三人の空中ブランコ・ショーを見ていた。身軽にブラコンをスウィングしながら飛び移る役者、血が分け合った家族ならではのチームワーク……レイチェルは彼らを見とれていた。そして悲劇が起きた。
大人ふたりの体重を乗せたブランコ、それに繋がっている縄が引きちぎられ、二人はなすすべもなく地面に落ちていく、また空中に残っている少年の顔に、絶望の表情が浮かび……
悲鳴をあげながら目を覚めたレイチェル。この夢を見るのはもう何度なのか、すべてはそんなにリアルだった……あれは本当にただ夢か?なんであんなことばかり夢に出るか?色んな思いを抱いえてスクールバズに乗ったレイチェル、フリークであっても彼女は容姿端麗な美少女なので今日も不良に絡まれた。ガラスに鏡に映った自分が罵倒してくる……やはり私はなんかおかしい。

同時、ゴッサムシティを離れ、デトロイトで刑事を勤めたディック・グレイソン。不愛想のロン・ウルフを演じつつ彼は今夜も何らかの衝動に駆けられ、ロビンスーツを着て町を飛び回り、ヴィジャランティ行為を繰り返していた。何も変わらない……おれはバットマンから、ロビン呪縛から解放されるためゴッサムを離れたっていうのに!

同時、壊れた車の助手席で、派手な格好した女が目を覚めた。隣に運転席の男は既に死んでいる。自分が何者なのか、なぜ自分がこんなところにいるのか、なぜ向かってくる車に乗っている人が銃を撃ってきたか?まったくわからない。記憶がないのだ。身につけている僅かな情報頼りに、自分の名前がコリー・アンダースということと、レイチェルという少女を追っていることを知った。自分を取り戻すため、コリーは動き出す。

そしてビーストボーイはトラに変身してショッピングモールを不法侵入し、ゲームソフトを漁っていた。

四人はまだ知らない、自分たちがすでに運命の糸に結ばれていたこと。

GO!TITANS!GO!

サイボーグはこの世界では一足先にジャスティスリーグに入ったらしいので出番がありません。

人物紹介

レイチェル・ロス(レイブン)
パンク姿の女子高生。フリークだけど実際かわいい。ナースの母と二人で暮らしているが、ある日の下校後、帰宅した彼女を迎えたのは、禿げ頭のヒットマンっぽい男と、銃を突きつけられる母だった。「私は貴女の実母ではない」と伝え、殺された母を目にしたレイチェルは初めて自分の力を解き放ち、男を殺した。途方に暮れるレイチェルは家から逃げ出し、デトロイトへの片道切符を買った。彼女を中心に陰謀がめぐり、世界が変貌していく……
生まれながらスーパーパワー持ちだが、それを制御できず、悪夢を見たり、人間に心を覗いだり、鏡や水面に映っている肌が灰色で目が真っ黒な自分が「われを解放しろ!」と怒鳴ってくれる(ここニンジャスレイヤーっぽい)。感情が高ぶるとレイチェルは目白もが黒くになり、もう一人の自分をスタンドみたいに残像が残す速さで飛ばし、物理に攻撃を仕掛ける。地味だが人を軽々と撥ね飛ばし、命を奪う。

ディック・クレイソンロビン)
バットマンの一番弟子とサイキックだったが、ゴッサムから離れ、いまはデトロイトPDで刑事をやっている。誰とも組む気がないと言い、同僚に疎まれ、「ゴッサム出身だし変人なのも納得」と思われている。自分の暴力依存症を自覚しており、バットマンと同じ轍を踏みたくないと彼の元から去ったが、衝動に駆けられ、ロビンの姿で自警行為に走った。自分の過去とバットマンの影と戦う彼の元に、警官に保護されたレイチェルが訪れた。
スーパーパワーを持ってないが、天性の身体能力とバットマン直伝の武術、そして鍛えられた精神で戦う。なかなかの残虐ファイターで、相手に対しては基本容赦なく、倒れた敵が動かなくなるまで何度も棒で突いたりする。
捜査においては天下のバットコンピューターの力を借りる場合が多い。バットマンから完全独立はまた時間が掛かりそうだ。

コリー・アンダース(スターファイア)
マゼンタのスパイラルパーマを被り、ツヤツヤの服を着たナイスボディな黒人女性。その派手な恰好のを目にした敵も引いてしまった。登場時はなんかの事故に遭ったらしく、自分の名前すら憶えていないほどの記憶障害を起こしている。レイチェルが記憶を取り戻す鍵だと判断し、彼女の跡を追うことにした。
掌から炎を放出する能力を持っており、その威力は人間相手なら瞬時に炭化できるほど。しかも能力を発動する際は目が緑色に輝き、髪の毛と皮膚が燃えるように発光する。実際かっこいい。

ガーフィールド・ローガン(ビーストボーイ)
コンゴで奇病に罹り、放置され死を待っている際に、ドゥーム・パトロールの首席ーーチーフに助けられ、同じチーフに救われた者たちと一緒に屋敷で世から姿を隠しながら暮らしていた。年齢はレイチェルと一番近く、真摯な態度が人間不信に落ちかけた彼女を心を開いてくれた。あと笑顔がチャーミング。暗い雰囲気の中で彼の存在が冬の太陽みたいに暖かい。
治療の血清を受けてから、自分の細胞を再構成し、緑色の虎に変身できるようになった。人間姿の時膚の色は一般の白人と変わらないが髪の毛は緑のまま。

他に客演ヒーローとヴィランも多数登場する。

次元の壁

「なんかさぁ……人物紹介を見るとみんな弱体化してない?やはり僕はTEEN TITANS GO!を見るわ……」

そう思うか?私もそう思ったよ。いつも強気なレイブンが普通の女の子みたいに怯えているし、スターファイアは空を飛べないし、ビーストボーイは一種類の動物にしか変身できない。しかしこれはTITANSであり、TEEN TITANSではないのだ。ファンが思うこと、制作側も重々承知しているはずだ(だと思いたい)。これまで二次元で活躍していたキャラが三次元に、しかもドラマに登場すると、予算とか、重力とか、色んな制限がかけられ、とても二次元のようにはいけない。しかしそれでもTITANSはヒーロードラマとしてはかなりの完成度だと私は思う。

人間ドラマ?いや、まあ、予算が限られているヒーロードラマはそうならざるを得ないっていうか……とにかく私はキャラの内面を語れるほど解読力がないので、きみが自分で観て考えてくれ。

暴力がすこい

この前にデアデビルのシーズン3を観て、その痛々しい暴力シーンが私を震わせて指を噛んで観ていたが、TITANSはそれ以上だ。暴力装置と化したディックは拳で、棒で、バルブで容赦ないカラテを振るい、肉を打ち、骨を砕く。飛び跳ねる血液、血面に散乱する歯や骨の破片。もしデッドプールが居れば「うわ……グロいなおい。こんなもん子供に見せたら引いちゃうだろう?」と言うんだろう。あとバットマンが……おっとそれ言っちゃうとネタバレになるな。他に炭化死体と刻まれ死体も出る。最近のヒーロームービーはファミリー映画すぎた?ケッチャプに飢えている?ならTITANSがきみにピッタリだ。

服がいい

マーベルのドラマと比べて、できる限りヒーロー達を原作通りの服装やスーツを着せるDCドラマは称賛に値する。他所アレンジされたとはいえ、ロビンとスターファイアはほぼアニメと同じ格好だし、ビーストボーイもDPバージョンの白赤のジャケットを着ている。レイブンはまあ……原作の衣装じゃ青少年のなんかに危ないすぎるしまたヒーローになってもいないのでこれからどうなるかな静観しておこう。

そしてドゥーム・パトロールの再現度は驚くほど高い、一昔の特撮みたいな造形が逆にいい味出している。これ以上言うとネタバレの危険性があるので黄みが自分の目で確かめてくれ。一話のみ客演にしては惜しすぎるキャラたちと思ったが、ところで朗報が来た。ドゥーム・パトロールのドラマは間もなくリリースするらしい。TITANSと同じDCユニバースの独占先行配信だからいつ見れるか知らないか期待しているぜ。

未来ヘ

そして多くの謎を残したまま、シーズン1は終了した。私は映画やゲームなどあらゆる創作に対し、余程ひどいではない限り、批判する気が起こさないし、できるだけ長所を見つける甘い男だから、この文書きみにとっては参考になったかわからないが、私は初めてのTITANSの実写化のクオリティーに納得している。

今のところ、本当のスーパーヒーローはロビンしかいないし、ヒーロー団体より寄せ集めて旅している四人組といった感じなので、これからはさらなる困難を乗り越え、絆を深め、本当のタイタンズと名乗る日が来るだろう。そう信じたい。

でもやはりスーパーソニックで空を飛び回りエネルギー波をビュービュー飛ばすスターファイアと「アザラス・メトリオン・ジントス!」を唱えてチートじみた魔法を駆使するレイブンとあらゆる動物に返信できるビーストボーイが観たいよな。できれば劇場版で。

あったわ。

これがTEEN TITANS GO! TO THE MOVIES、去年の夏に公開したカートゥーンムービーだ。タイタンズのファンならこれを見逃す道理がない。私はこれからこれを観て、レヴューっぽいなんか書かねばならない。以上で話が終わりだ。さあ!思考の邪魔になるからここから出ていきなさい!シッ、シッ!(彼はほうきを持って犬や猫を追い払うかのように貴方を威嚇した)

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