#軍隊話
【軍隊話】クソを恐れる軍人なんてクソ
装甲車の操縦を学ぶために歩兵学校に来ていた。陸軍以外にも海兵隊(ネイビーともいう。訓練がちょっぴり厳しいから自分がスゴイと勘違いして陸軍を見下している、いばりくさった野郎だ)、海巡(領海の護衛、監視、密漁密輸密入国などの犯罪を摘発することが主要任務の組織。海上保安庁のようなもの)からの人間も集まって、キャンパスに戻った気分で毎日充実している。
兵隊は毎日欠かさず掃除する。僕はその日のトイレの掃除
【軍隊話】汝、命(タマ)を手放しべからず
みなみの国の更に南の方へ演習しにいった時の話。
その日は天気が大変よく、陽射しがあってもまた3月なので気温が25℃前後に保っており、絶好の昼寝日和だ。兵士は昼食を済んだあと、近くの玉ねぎ畑の周りに各自の場所を確保し、ヘルメットを枕代わりに頭を預けてくつろぎ始めた。俺は草の土の上だと身体に登ってくる虫などが気になってなかなか眠れないの体質なので、草をむしったりナイフを指でなぞったりライフルについた
【軍隊話】Keep yourself clean, soldier.
軍隊における服の洗濯俺が知っている限り、兵士が洗濯するには2つ方法がある。
1、自分で手でやる。
2、金払って営内のクリニック業者に洗濯してもらう。
1でやる人は1%以下。シャワーを浴びる時間すら惜しいのに浴室でごしごしよほど暇なのか。それに脱水機もないから乾くまで丸一日かかる。なので兵士たちは大体2を選らぶ。
洗濯物を名前が書いた洗濯袋にぶち込んで、バケツに入れて集めると、業者がそれを回収
どんな奴が職業軍人になるか
新兵訓練が終わり、部隊配属されて間もなく、我ら装甲歩兵連隊は志願役の新兵が配属された。
俺が兵役を服していた時はまた教育は中学校卒業までだった。三人の志願兵は中卒直後志願したため、年はおよそ15、16ぐらい。とても若かった。平均が大卒の義務役とは6年以上が年齢差がある。
年齢差があれど、同じ時期で配属されたので、一緒に雑用をやることが多かった。では彼らのことを紹介していこう。
A君:天性爛漫
溝に落ちた仮設トイレを引き上げる話
※このnoteの一部は有料になっております。それぐらいの価値があるので是非お求めください。あと飲食中はご注意ください。
演習三周目、海軍陸戦隊の進駐により我々走行歩兵連隊は宿舎から追い出され、デント生活を余儀なくされた(クソマリーンどもめ)。これは生まれながらの都会っ子で潔癖症のアクズメさんが寝れず、疲労が溜まって翌日の訓練中履帯に潰されて殉職するのでは?
残念だったな。割と平気だった。軍隊に
40mmグレネードマシンガンの衝撃波を顔で受けた話
兵役が残り半分、俺も晴れて一等兵に昇進し先輩面できるようになった頃に、所属している装甲歩兵連隊は一年一度の大イベント、「三軍連合作戦演習」に参加すべく、島の南端へ赴いた。
二週間目の訓練は装甲車編隊の射撃だった。指示が来ると俺が車をだし、安全かつ適切のスピートで射撃陣地に辿り、運転席を引っ込めて、それからは後ろにいるガンナーがマシンガンを撃つ。射撃終了後、また車をだし、待機地点に戻る。大体こんな