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女優ノート『芳根京子さん』

気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回は2021年春ドラマ『半径5メートル 』に主演,、『コントが始まる』に出演する芳根京子さん。

かつて“オーディション荒らし”と呼ばれたほどの逸材。19歳の時には、朝ドラ『べっぴんさん」(2016年)の主役に、2261人のオーディションで選ばれました。最新作の映画『ファーストラヴ』の演技も高く評価されています。

とはいえ、朝ドラ以降の連ドラでは、ヒロインやメインキャストの一人といった役がほとんど。近い時期の朝ドラ主演経験者である、吉高由里子・土屋太鳳・波瑠・高畑充希・有村架純ら(敬称略)と比較すると、その差は意外なほど。“地味顔”などとも言われたりしますが、もったいなさ過ぎる。

そんな芳根さんが、プライムタイムの連ドラ主演に大抜擢されたのが『表参道高校合唱部!』(2015年)。1000人のオーディションを勝ち抜いての起用でした。視聴率は低迷しましたが、間違いなく学園ドラマの傑作。志尊淳・森川葵・高杉真宙・赤楚衛二など(敬称略)、今思えば、共演者も豪華。

香川県から東京の表参道高校へと転校してきた真琴(芳根さん)。香川で合唱に打ち込んでいた真琴は、合唱の名門校である表参道高校でも活動する気満々。ところが、合唱部の栄光は過去の話で、現在は部員も集まらず廃部寸前。“ある目的"を抱いている真琴は、合唱部の立て直しを決心する!

次は、東村アキコさんの原作マンガをドラマ化した『海月姫』(2018年)。先行して映像化された映画版と比較された上、低迷したフジ月9枠の重圧を背負わされる中、視聴率も低迷しましが、作品としてはなかなかの秀作。芳根さんのコメディー演技も見事でした。

クラゲを愛しすぎてしまった筋金入りの“クラゲオタク女子”(芳根さん)が、とある兄弟と三角関係になり、自分には一生縁はないと思っていた恋を知り、新しい自分、新しい生き方を見つけていく姿を、ギャグを交えて描く、新感覚の“シンデレラ・コメディー”。

最後は、Netflix先行配信&北海道ローカル→全国という形で放送された『チャンネルはそのまま!』。芳根さんは、ローカル局に“バカ枠”で採用された新人・雪丸花子を絶妙な演技で演じ、本作を傑作に押し上げました。日本民間放送連盟賞テレビ部門グランプリを受賞。

入社して1年、同期が着実に成長している一方、雪丸は失敗ばかり。ある日、同期のアナウンサー・まき(宮下かな子さん)のデビュー原稿を、花子が書くことに。放送開始寸前、まきの元に誤字だらけの原稿が届く。



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