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ドラマ日記『漂着者』(初回)ほか

全裸で発見された漂着者(斎藤工さん)の周りで、不審な事件が次々起きていく衝撃作『漂着者』初回。ラスト5秒の衝撃で、次回への引きは完璧。

海岸に流れ着いた男(斎藤さん)を女子高生3人が発見。一躍時の人となるのだが、記憶を失っており、その正体は一切不明…。しかし、彼は女児失踪事件で予言めいた力を発揮。新聞記者・詠美(白石麻衣さん)や刑事らが、彼の動向を注視する中、次々と不審な事件が発生して…⁉

秋元康さんの企画ということで、多くの方が指摘しているように、『あなたの番です』にも似て、謎と伏線をこれでもかと散りばめ、視聴者が「考察」を楽しめるタイプのドラマに仕上がっていました。

謎の男を演じる斎藤さんや、事件を追う刑事役の生瀬勝久さん、いかにも怪しい寺の住職にはリリー・フランキーさんと、演技派陣の安定感。白石さんをドラマで見るのは久しぶりですが、今回はすごくいいし、はまり役。予知能力!?のカラクリや、ロシア語がどう絡んでくるのか、次週も楽しみ。

ここからはドラマ寸評をいくつか。まずは『ただ離婚してないだけ』。いやはや、今週も萩原みのりさんが凄かった。完全にホラー。人が人を恨み、殺そうとする感じがよく出ていました。こっちの杉本哲太さんは悪い方。

今週の『お耳に合いましたら。』は、主人公・美園(伊藤万理華さん)と隣人の話。濱田マリさんが出てきてお得感。「チェンメシ」が富士そばのコロッケそばというところがわかってるなあ。レジェンド・パーソナリティーはクリス・ペプラーさんでした。

『ひねくれ女のボッチ飯』もすでに第5話。今週はタイ料理と、当初の大衆路線からちょっと変わってきましたが、嘘がつけない主人公・つぐみ(飯豊まりえさん)にも愛着がわいてきました。

『初情事まであと1時間』の初回カップルは、工藤阿須加さんと臼田あさ美さん。ドール愛好家の二人が意気投合してホテルへ。さらに、自分たちのドールに行為をみてもらうという、なかなかアブノーマルに攻めてきました。下着姿程度でハードなシーンはなく、むしろほのぼの感も。

と、ここまで東京五輪開会式を完全スルーして、Tverでまとめ見した深夜ドラマでした。続いては、武田砂鉄さんのラジオ『アシタノカレッジ』。オープニングトークは、東京五輪のために強制退去させられた都営霞ケ丘アパートの住民たちの話と、そのドキュメンタリー映画について。ブレない男。

ゲストは宮藤官九郎さん。能年玲奈(のん)さんと8月の舞台で一緒だというクドカンさん。冒頭から、舞台のために「開会式そっちのけで、屁の音を選んでいました。」とスタート。近年の「伏線回収」圧力と「ネタバレ」厳禁への違和感や、能年さんの「誤読」など楽しい回でした。


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