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ドラマ日記『罠の戦争』＆『大奥』＆『ブラザー・トラップ』

あく

愛する家族を傷つけられた議員秘書・鷲津亨（草彅剛さん）が、知略を尽くして鮮やかな“罠”を仕掛け、悪しき政治家を失脚させる痛快エンターテイメント『罠の戦争』の第2話。

息子の泰生（白鳥晴都さん）が歩道橋から突き落とされた事件をもみ消そうとする犬飼孝介（本田博太郎さん）に、激しい怒りの炎を燃やす鷲津は、犬飼を失脚させようと決意。私設秘書の蛍原梨恵（小野花梨さん）、新人秘書の蛯沢眞人（杉野遥亮さん）の協力を得て、まずは大臣の懐刀である、政策秘書の虻川勝次（田口浩正さん）を排除する作戦に打って出る。

虹川はセクハラ・パワハラ野郎ではあるものの、裏金含めた事務所の金庫番を任されるだけあって勘が鋭く、鷲津の動きに気が付くも、鷲津がさらに裏をかく展開。

さらにそこに週刊誌の記者・熊谷由貴（宮澤エマさん）も絡み。宮澤喜一元首相の孫であるエマさんが、政治家絡みのスキャンダルを暴く設定が面白いなと。蛯沢の犬飼への恨みの原因も判明。

国会議員の鷹野（小澤征悦さん）の協力で、泰生の転落について、黒いパーカーの男の存在が明らかに。それは犬飼のバカ息子・俊介（玉城裕規さん）なのか、蛯沢なのか、それともまだ登場していない誰かなのか。

世帯視聴率9.4％と、初回から0.1アップ。夜10時台なのに、月9枠『女神の教室』（第3話は7.0％）より上という逆転現象が起きています。

三代将軍・家光の時代から、幕末・大政奉還にいたるまで、男女が逆転した江戸パラレルワールドを描いた傑作コミックを再ドラマ化した『大奥』の第3話。

有功（福士蒼汰さん）は、家光（堀田真由さん）から贈られた猫に『若紫』と名付ける。若紫の存在で家光と有功の距離は次第に縮まっていく。一方で、有功の部屋子・玉栄（奥智哉さん）は有功のことを良く思わない者たちから嫌がらせを受け始める。

角南重郷（田中幸太朗さん）らが、有功を亡きものにしようとしていることを知った玉栄は、角南の刀で若紫を殺害。角南を罠にハメ、切腹させることに成功。田中さんってドラマ版『世界の中心で、愛をさけぶ』で、朔太郎（山田孝之さん）の親友の龍之介役だったんですよね。

若紫を一緒に弔おうと家光に声を掛ける有功でしたが、家光は怒り爆発。有功を郷に帰すよう、春日局（斉藤由貴さん）に命じるのですが、「追い返すのなら会うこともない、生きようが死のうが関係ない」と斬り捨てることを示唆。

そんな有功を、春日局の息子・稲葉正勝（眞島秀和さん）が訪ね、家光の出生の秘密と壮絶な身の上話を語って聞かせ。その頃、鬱憤を晴らすため、男の家臣たちに女装させる宴に興じていた家光。そこに女装した有功が現れて。

有功は家光に、自分が着ていた着物を羽織らせ、「千恵さま」と本名読みで家光号泣。二人はついに結ばれることに。堀田さんが放送前に「代表作になる」と語っていたのがよくわかる熱演。あと、福士さんも演技のステージが上がっている感。

「凍え雛 一羽身を寄せ 坊主雛 千の恵や 功有らんと願ふ」

脚本家の森下佳子さんのオリジナル作でしょうか。「千恵」と「有功」まで盛り込まれていました。

過去の失恋が原因で恋愛から遠ざかっていてあかり（久間田琳加さん）は、同じ大学の年下男子・和泉（山中柔太朗さん）と出会い、恋仲に。しかし、和泉は元カレの弟であることが発覚し、三角関係に発展。繊細で一途な、ドキドキのピュアラブストーリー『ブラザー・トラップ』の初回。

他人に気を遣いすぎる性格の女子大生・あかり。友達の誘いを断れずに行ったカラオケで和泉と出会う。帰り道、初対面の和泉に、周りに気を遣う自分の性格を見抜かれ…。それから和泉のことが気になるあかりだったが、和泉はなんと元彼・大和（塩野瑛久さん）の弟だった─！

新垣結衣さんや能年玲奈さん、清水富美加さんらが所属していたレプロ。若手女優ですと、『鎌倉殿の13人』に出ていた南沙良さんや福地桃子さんらがいますが、久間田さんもその一人。地上波初主演の『マリーミー！』から見ていますが、相変わらず可愛いですし、21歳でも制服姿は余裕。

恋に臆病になっていたあかりの心が、些細なことの積み重ねの中で動き出し、心ときめく恋の始まりが丁寧に描かれました。山中さんは『恋と弾丸』組員役とは真逆の、穏やかな青年役を好演。塩野さんは『来世ではちゃんとします』のSM好きなＡくん役でした。

『中学聖日記』あたりから認識するようになった若林時英さんも、和泉の友達役で出ていますが、つい先日の『Get Ready!』にすごいゲスな役で出演していたので、おっと思いました。放送日が近過ぎて（笑）。

余談：朝から武田砂鉄さんの『アシタノカレッジ』を聴く。加藤登紀子さん、今もお元気だなあ。



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