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朝ドラ『おむすび』を予習してみた件

昨日、福岡市美術館に寄ったついでに、NHK福岡放送局を見学してきました。『ブラタモリ』最後のアシスタントだった野口葵衣アナはすでに東京へ異動。ちなみに、福岡局からは『ブラタモリ』アシを務めた後、『あさイチ』MCも務めた近江友里恵さん、『星野源のおんがくこうろん』の進行だった林田理沙アナも輩出。

見学者がより楽しめる施設に様変わりしていましたが、次の朝ドラ『おむすび』がすでに撮影中であることも紹介されていました。橋本環奈さん主演の本作は、神戸・大阪と共に、主人公・米田結(橋本さん)の故郷・福岡県糸島が舞台だからです。

現在放送中の朝ドラ『虎に翼』は、まだ二か月も経っていませんが、時代が戦後になったタイミングですので、ここで少し『おむすび』の予習をしておきましょう。まずは出演者から。

結の姉・歩役が仲里依紗さんで、「伝説のギャル」設定(笑)。父・聖人役が北村有起哉さん、母・愛子役が麻生久美子さん。祖母・佳代役が宮崎美子さん、祖父・永吉役が松平健さん。

次に結の「高校時代」と歩が結成した「博多ギャル連合」関係。「高校時代」から、四ツ木翔也役(佐野勇斗さん)、古賀陽太役(菅生新樹さん)、風見亮介役(松本怜生さん)、宮崎恵美役(中村守里さん)。

佐野さんの四ツ木役の異名が、福岡西高校の「福西のヨン様」設定が面白い。結は1989年1月8日生まれ(平成の初日)ということになっているので、『冬のソナタ』がNHKで放送され、大ブームになった2003年から2004年に、結は15歳ぐらいですから、そういう異名が名付けられたのでしょう。

「博多ギャル連合」からは、真島瑠梨役(みりちゃむさん)、佐藤珠子役(谷藤海咲さん)、田中鈴音役(岡本夏美さん)、柚木理沙役(田村芽実さん)。田村さんは、朝ドラ『らんまん』で大畑印刷所(奥田瑛二さん&鶴田真由さん)の一人娘役でした。

スタッフを見ていきましょう。脚本の根本ノンジさんは、キャリアとしては20年ぐらいだと思いますが、注目したのは2016年の『侠飯〜おとこめし〜。これがまず面白く。そして、同じくテレビ東京で放送された『フルーツ宅配便』(2019年)は傑作の域。

以降『監察医 朝顔』シリーズ(2019年~)、『ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜』(2021年)、『正直不動産』シリーズ(2022年~)、『パリピ孔明』(2023年)とヒット作&名作を連発。まっ、朝ドラはフォーマットが他のドラマと違うので、始まってみないと何とも言えませんが。

制作統括は、『正直不動産』ではプロデューサーだった宇佐川隆史さんと、『拾われた男』でも制作統括だった真鍋斎さん。今回、プロデューサーを務める管原浩さんは、『これは経費で落ちません!』『いいね!光源氏くん』『舞いあがれ!』では制作統括でした。

舞台となる糸島は、糸島半島と糸島市を指すと思われますが、ここでは後者をご紹介。九州最大の都市・福岡市(人口163万人)に隣接し、そのベッドタウン化が進むものの、自然豊かで農業も盛んな田園都市(人口約10万人)。

エメラルドグリーンの海に鳴き砂。山に行けば、白糸の滝に、雷山千如寺の紅葉。福岡市民からすればドライブデートの定番スポットですし、その住みやすさは世界でも高く評価されるほど。アーティストなんかも結構住んでたりしますね。

まだまだ制服が似合う橋本環奈さん25歳。『おむすび』の次は、27歳の今田美桜さんが主演する『あんぱん』。ご飯からパンへ、福岡市出身女優がつなぐ朝ドラリレーの一年間に期待です。

余談:26日放送のTBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』では、毎年この時期に恒例となっている、KOKIAさんの曲「ありがとう」が流れました。TBS時代の後輩アナだった故・川田亜子さんを偲んでのもので、2018年には放送中に安住アナが嗚咽したことも。

あらためて歌詞を噛みしめながら、公式Youtubeで曲を聴きましたが、本当に名曲。もう一度会うことが叶わないからこそ、「ありがとう」のリフレインが、鈍い痛みと共に沁みました…「ありがとう ありがとう」。


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