ドラマ日記『新宿野戦病院』&『あの子の子ども』(第8話)
新宿区歌舞伎町の「聖まごころ病院」に、突然アメリカ国籍の元軍医であるヨウコ・ニシ・フリーマン(小池栄子さん)が降臨。美容皮膚科医の高峰享(仲野太賀さん)と出会い、歯車が動き始める救急医療エンターテインメント『新宿野戦病院』の第8話。
ある日、コンカフェで働く少女・かえで(田中美久さん)がストーカー被害に悩んでいるとNPO法人『Not Alone』へ相談がくる。南舞(橋本愛さん)と岡本勇太(濱田岳さん)は事情を聴き、犯人捜しと警備を兼ねてかえでの働くコンカフェに享たち、聖まごころ病院の医師たちを誘う。
今週のサブタイトルは「アイドルのストーカー騒動が爆破事件に発展!?犯人は…」でしたが、「騒動」までしか頭に入っておらず、前半のワチャワチャ感から一転した後半。「歌舞伎町ビル火災」や「京都アニメーション放火殺人事件」、「秋葉原通り魔事件」まで彷彿とさせ、鳥肌ものの神回でした。
序盤、白木愛(高畑淳子さん)の夫(おかやまはじめさん)に「ハプニングバー通い」疑惑が生まれ。着物姿の白木と田島(馬場徹さん)の「カチコミ」シーンは、昭和仁侠映画のパロ。おかやまさんは、今期『晩酌の流儀3』『マウンテンドクター』に続いて3作目出演。
かえでのストーカー・後藤和真(北野秀気さん)に岡本が警告しますが、その段階で警察が出来ることはここまで。舞は警告だけでは効果がないと抗議しますが…これまた過去にいくつもあったストーカー殺人事件が思い出され。
かえでのコンカフェ出勤最終日。同店舗が入居するビルで、爆破音と火災が発生。すぐ近くだった聖まごころ病院でトリアージが行われる中、容疑者と思われた後藤も重症で搬送されます。
それを見たコンカフェの店長(河本祐貴さん)は、「人殺しを助けんのかよ!」と叫ぶのですが、ヨウコは「被害者じゃろうが、加害者じゃろうが、人殺しじゃろうが、ぜってえ、殺さん!」と。これにマユ(伊東蒼さん)「かっけー!」。この言い回し、朝ドラ『あまちゃん』転用でしょうね。
結局、後藤は岡本の警告を受け、反省し、最後にかえでに謝罪に行ったところ、事件に巻き込まれていただけで、真犯人は別にいて、「むしゃくしゃして、誰でもよくて、死刑になりたかった」という、どこかで聞いたような、想像力も語彙力もない、身勝手な人間の犯行でした。
高校2年生の川上福(桜田ひよりさん)と、幼なじみの恋人・月島宝(細田佳央太さん)が避妊に失敗し、福の妊娠が発覚。決してなかったことにできない現実に悩み、葛藤する2人を描く、“ラブストーリーの一歩先”の物語『あの子の子ども』の第8話。
一刻も早く中絶すべきだという月島直実(美村里江さん)と、考える時間がほしい福と宝、2人に寄り添う川上晴美(石田ひかりさん)による話し合いは平行線をたどり、一同は、福の父・慶(野間口徹さん)が海外赴任で留守なこともあって、日を改めることに。
親友の矢沢(茅島みずきさん)にだけ妊娠のことを話そうかどうか、迷っていた福に、知らない番号から電話がかかってきます。相手は昨夜話し合いがつかなかった直実でした。
一人で月島家に向かった福。直実からは中絶して欲しいと依頼され、出してきたカードが、宝の駅伝選手としての夢と未来、そして直実の大学時代の中絶エピソードでした。
ここは難しい判断ですが、保護者の晴美抜きに話をするのはフェアではないものの、自分が悪者になってでも、息子を守りたいというエゴと引き換えに、自らの知られたくない過去をさらけ出した、という事でしょうか。それに対する、福の反応が意外でした。
余談①:ドラマ『海のはじまり』とサントリー「金麦」コラボCMを見ました。台風も近づいていることですし、今夜は台風コロッケと「金麦」にしてみます。
余談②:『孤独のグルメ』Season2(2012年)の第11話に、長谷川博己さんが出演していたことを最近知りました。長谷川さんが初主演した『鈴木先生』絡みらしく。TVerで再配信しないかなあ。
余談③:昨日のTBSラジオのゲストは、午前がピエール瀧さんで、午後が槇原敬之さんって、キャスティングした人、絶対確信犯だろう(笑)。相変わらずのさんの瀧さん節がいい。
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