ドラマ日記『鎌倉殿の13人』(第18話)&『マイファミリー』(第5話)

鎌倉時代、源頼朝(大泉洋さん)に学び、武士の世を盤石にした男、二代執権・北条義時(小栗旬さん)が、いかにして武士の頂点に上り詰めたのかを描く大河ドラマ第61作『鎌倉殿の13人』の第18話「壇ノ浦で舞った男」。

苛烈さを増す源平合戦。必死の抵抗をみせる平宗盛(小泉孝太郎さん)率いる平家軍に対し、頼朝は義経(菅田将暉さん)に四国、範頼(迫田孝也さん)に九州を攻めさせ、逃げ道をふさぎにかかる。

平家滅亡が描かれた今週。源平合戦の中でも有名な屋島の戦いはナレ処理で、那須与一は登場せず。その分、壇ノ浦の戦いはVFXを用いての圧巻の海戦が描かれました。手段を択ばぬ「漕ぎ手撃ち」から、義経の「八艘飛び」、そして、安徳天皇の入水まで完璧。今週のサブタイトルもピッタリ。

先週はコミカル度0の鬱展開でしたが、今週は八重(新垣結衣さん)のちょび髭が救いに。一方、「この先、私は誰と戦えばよいのか。私は戦場でしか役に立たぬ」という義経。その存在を危険視し始めた頼朝との亀裂はどんな結末となるのか。

誘拐された小学生の娘・友果(大島美優さん)を取り戻したゲーム会社社長の鳴沢温人(二宮和也さん)と、妻・未知留(多部未華子さん)のその後を描くノンストップファミリーエンターテイメント『マイファミリー』の新章となる第5話。

誘拐された三輪(賀来賢人さん)の娘・優月(山崎莉里那さん)を救うため、交渉人を引き受けた温人だが、またしても犯人に翻弄される。そんな矢先に、美知留がとんでもない行動に出る。

交渉の中で、元妻・沙月(蓮佛美沙子さん)の狂言誘拐を疑った三輪ですが、誤解と判明。温人が交渉していることを知った未知留は、実家に帰るフリをして現金を受け取った犯人を追おうとするのですが…。

優月を救出後、温人のもとに届いた1億円と犯人からの電話。「我々は力を合わせ営利誘拐を成功させました。身代金の20%、1億円はあなたの取り分です。私たちは完全誘拐を実現するファミリーですから」。まさかのタイトル回収。次は阿久津(松本幸四郎さん)の娘・実咲(凛美さん)回。


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