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ドラマ日記『ゆるキャン△2』&『カラフラブル』&『ソロ活女子のススメ』(初回)

ソロキャンパーの主人公・リン(福原遥さん)や、高校の野外活動サークルのメンバーら、キャンプを満喫する女子高生たちのゆるやかな日常を描くキャンプドラマ『ゆるキャン△』初回。真夜中の鰻飯テロでした。

リン(福原遥)は年越しキャンプで静岡を訪れていた。ゆったり大晦日そして元日を過ごしたリンだったが、道路の凍結で3日まで家に帰れないことに…。そんな中、なでしこ(大原優乃)から「浜松のおばあちゃん家に行くから一緒に行かない?」と誘われ…。

SP版に引き続き、実写版の強みを活かしたドローン映像が最高。真夜中に見るには酷すぎる飯テロな鰻も美味しそう。4000円越えの高級品をどうして食べられるのかと思いきや、納得のオチ。

今回の本編はリンとなでしこ中心+新キャラ・綾乃(石井杏奈さん)で、千明(田辺桃子さん)たちは新たに設けられたオマケコーナー「へやキャン△」に出番。

SP版が43分だっただけに、通常版初回の24分はあっという間。予告編に出てくるリンの祖父役は誰かなあ。

続いては、新人漫画編集者の和子(吉川愛さん)と、ファッションショップ店員の周(板垣李光人さん)が、一緒に成長してくラブストーリー『カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています。』初回。冒頭から二人のキスシーンでスタート。

漫画誌の編集者・和子は、ある日、人気モデルのキラ(桐山漣さん)がいる撮影現場で、スタイリストをしていた後輩の周と再会。周は和子のことを「僕のずっと好きな人です」と宣言し、いきなり抱きしめる。「ええええ――!?」ますますビックリして動揺する和子…。

ダメだしする「おいでやす小田」や、“2.7次元アイドル”KOUGU維新とそれを推すヒロイン和子、そして最近多い桐山漣さんの“痛い”キャラのキラなど、かなりコメディタッチ。

高校時代の“ヒーロー”だった和子が、社会人になって自分を見失っているところに、高校時代に和子から自信をもらった周が現れて、ジェンダー的な社会問題にも触れつつ、自分らしさを取り戻していくという展開かな。高校時代回想編の吉川さんが輝いていました。

1時間(実質43分)見るには少々退屈だった初回ながら、編集長役の水野美紀さんのグーパンチはさすがでしたし、『明日の約束』のキーマンで、新入社員役の遠藤健慎さんが今後どう絡むかも気になるところ。

最後は、朝井麻由美さんの同名エッセイを原案に、江口のりこさんが民放連ドラ初主演する『ソロ活女子のススメ』初回。

出版社の契約社員・五月女恵(江口さん)は足早に退社する。その理由は“ソロ活”。好きな時に好きな場所へ行き、ひとりの時間を楽しむソロ活に邁進中だ。恵が向かったのは焼肉店。席へ案内されメニューを見ていた時、店内にいた若者3人組の行動に数年前のある出来事を思い出していた…。

『半沢直樹』から4期連続連ドラレギュラー出演し、毎回違った顔を見せてくれる江口さん。前作『その女、ジルバ』のような社会派&ジェンダー的な要素は薄目で、最初が焼肉編ということもあり、『孤独のグルメ』に似たテイストでした。

例の感染症のこともあり、「ソロ活」推しドラマはグッドタイミング。「一人=ボッチ」という偏見、呪いの言葉に支配されがちな若い時代から脱した主人公、という設定。プラス、終盤の同僚たちのやり取りから、なにか過去にあった模様。

主人公のナレーションで、「ソロ活」に対するエクスキューズが入るのが煩いかな。ただ純粋に多様な「ソロ活」の楽しさを映し出せばいいのになと。あと、タイアップなのか、リムジン編はちょっとカタログ的な感じ。


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