見出し画像

ドラマ日記『六畳間のピアノマン』(第0話)

米国や韓国ドラマに比べると、日本の連続ドラマは「話数」が少ないのが特徴(大河ドラマ、朝ドラをのぞく)。世界市場で日本のドラマがなかなか勝負できない理由の一つともいわれています。

かつては日本でも50話を超えるような民放ドラマがありました。例えば、民放ドラマ史上、最高視聴率56.3%を記録した『ありがとう』第2シリーズ(1972年)は全53話。『スチュワーデス物語』(1983年)でも22話ありました。現在では12話でも長い方で、10話程度の作品が多い印象。

むろん、話数が少なくても傑作は生まれるもので、高確率でそれを実現しているのが、NHK土曜ドラマ枠。たいてい、4~5話で、たまに単発や全2話ということもあります。

最近だと『4号警備』『植木等とのぼせもん』(2017年)、『フェイクニュース』(2018年)、『サギデカ』『少年寅次郎』(2019年)、『心の傷を癒すということ』『天使にリクエストを』(2020)などの名作を、次々と生み出しています。

そんな土曜ドラマ枠で来年放送される『六畳間のピアノマン』。同枠で放送された『不惑のスクラム』(2018年)と同じ安藤祐介さんの小説が原作。脚本は、映画『百円の恋』で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した安達紳さんです。

動画投稿サイトで歌う「六畳間のピアノマン」と名乗るの青年(古舘佑太郎さん)が亡くなって8年。彼が残した歌声は、人々の心に灯をともし、やがて互いの人生が交錯していく4つの物語、というオムニバス。

各話で主演が異なり、加藤シゲアキさん、段田安則さん、原田泰造さん、南沙良さんが演じるようです。ビリー・ジョエルさんの「ピアノ・マン」が流れるドラマって、ちょっと楽しみ。



この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?