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ドラマ日記『鎌倉殿の13人』(第33話)

鎌倉時代、源頼朝(大泉洋さん)に学び、武士の世を盤石にした男、二代執権・北条義時(小栗旬さん)が、いかにして武士の頂点に上り詰めたのかを描く大河ドラマ第61作『鎌倉殿の13人』の第33話「修善寺」。

鎌倉では政子(小池栄子さん)の次男・源実朝(嶺岸煌桜さん)を鎌倉殿とする新体制が始まり、北条時政(坂東彌十郎さん)が執権別当に就任。一方、失意の源頼家(金子大地さん)は…。

執権別当となった時政(坂東彌十郎さん)が、比企亡きあとの武蔵国を我が物にしようとするなど、権力を乱用し始めた今週。背後で操るりく(宮沢りえさん)の存在があり、後々様々な事が起こるフラグからスタート。

今週は何と言っても修善寺の頼家。大人しくしていればいいものを、武力もないのに北条方を挑発。義村(山本耕史さん)ら有力御家人に協力を頼むもフラれ。ついには、後鳥羽上皇(尾上松也さん)に、北条追討の院宣を乞う手紙を送っていたことが発覚し、万事休す。

頼家謀殺を決意した義時。命じられた善児(梶原善さん)が、猿楽に紛れて頼家に接近。しかし、意外にも頼家が奮闘。善児は「一幡」の文字を見て、一瞬の隙が出来、深手を負わされ、善児の弟子で実はその父母を殺めていたトウ(山本千尋さん)にとどめを刺され、頼家も殺されました。

『愚管抄』に記載された手口で殺されることはなかった、三谷幸喜さんのオリジナルな謀殺劇。八重(新垣結衣さん)の息子・千鶴丸を殺した善児が、千鶴丸の弟に当たる頼家と泰時(坂口健太郎さん)と同じ場所で、敵討ちされるという、いや見事でした。

余談:昨夜の『ブラタモリ』で、近年は「リアス式海岸」ではなく、「リアス海岸」というのだと初めて知りました。「いい国つくろう(1192)鎌倉幕府」世代なもので(笑)。タモリさんはしっかりアップデート出来ていて感心しました。

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