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俳優ノート『梶原善さん』

気になる俳優さんの出演作についての覚え書き「俳優ノート」。今回は、2021年夏ドラマ『ナイト・ドクター』に出演する梶原善さん。シス・カンパニー所属。

バイト仲間だった松重豊さんの紹介で、三谷幸喜さん主宰の劇団「東京サンシャインボーイズ」に入団。西村雅彦さんや相島一之さんらと共に、看板俳優として活躍。三谷さんの連ドラ初脚本作『振り返れば奴がいる』(1993年)以来、三谷作品の常連。

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そんな梶原さんの作品でまず挙げたいのは、三谷さんの舞台作を映画化した『12人の優しい日本人』 (1991年)。梶原さんは、裁判における陪審員の一人で、最初から結論ありきの職人役。相島さんと共に、舞台版と同じ役回りで前半を引っ張っていきます。傑作。

名作『十二人の怒れる男』をモチーフにした、三谷幸喜が主宰を務める東京サンシャインボーイズの同名舞台を映画化した傑作コメディ。ある殺人事件の審議に集められた12人の陪審員たち。被告が若くて美人であることから陪審員全員が無罪の決を出し、審議は早々に終了するかに見えたが…。

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名バイプレイヤーだけに様々な作品に出演。『王様のレストラン』(1995年)『ナニワ金融道』シリーズ(1996-2005年)、朝ドラ『ゲゲゲの女房』(2010年)『遺留捜査』シリーズ(2018年-)など色々ありますが、『天皇の料理番』(2015年)における昭和天皇役は意外と知られていません。

料理人になりたいという夢をつかみとるため、上京した片田舎の青年(佐藤健さん)。妻(黒木華さん)を家族を愛し、師を慕い、仲間を頼り、夢を信じ、そして料理を愛し抜き、ついには『天皇の料理番』にまで上り詰めて行く。

最後は、近年の作品の中で一番有名であろう『家売るオンナ』シリーズ(2016年-)。出世コースを外れた、お気楽ベテラン社員役。2017年のSP版ではなぜか課長に出世していましたが、大失敗。続編では、契約社員となり再びお気楽な存在に。

天才的不動産屋、三軒家万智(北川景子さん)。口癖は『私に売れない家はない』。彼女の手にかかればどんな客でも必ず家を買うと言われている。客の人生最大の買い物をある時はダイナミックに、ある時は感動的に演出して売りまくる!

オマケ:なぜか、柏木由紀「Birthday wedding」のMVに出演している梶原さん。



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