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ドラマ日記『青のSP』(第2話)

公立中学校に試験導入された、学校内警察の刑事・嶋田隆平(藤原竜也さん)の活躍を描く『青のSP―学校内警察・嶋田隆平―』の第2話。実話を元にした映画『先生を流産させる会』を彷彿とさせる話でした。

妊娠中の教師・水野楓(山口紗弥加)の机の引き出しから、ネズミの死骸が発見される案件が発生。どうやら教師の妊娠を快く思わない人物がいるようで、楓は以前から嫌がらせを受けていたことが判明し…というストーリー。

初回ではさほどでもなかったのですが、学校(教員)側の旧態依然とした体質が明らかに。水野に対するマタハラの酷さは、ドラマ的な誇張とはいえ、ちょっとやり過ぎ。浅村(真木よう子さん)のキャラも、先走り行動がバカ過ぎて、後々活躍する展開での説得力が心配。

結局、渋谷謙人さん演じる無免許教師・青木による犯行でしたが、キャスティング時点で、ほとんどの人が予想したんじゃないかな。マウスと行き過ぎた正義感の中学生(荒木飛羽さん)のエピソードは、意図はわかりますが、ストーリーにうまくはまらなかった印象。

水野への「誰にとがめられようと楽な道を選べばいい。あなたの自由だ。そしてこの生きにくい世の中を教え子たちに引き継げばいい」や、全校集会での「おなかの子に罪はない。そんなこともわからないようなバカがいたら、その時は容赦しない。俺が根こそぎ逮捕してやる」といった嶋田の言葉。

現実の学校教育へのアンチテーゼともいえるメッセージ性を持った同作だけに、より丁寧なエンタメ作品になったらいいなあ。まあ、藤原さんの芝居だけで見てしまいますけどね。

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