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新ドラマ『きれいのくに』＆『理想のオトコ』『私の夫は冷蔵庫に眠っている』

あく

NHKでは地上波に限定しても、朝ドラ・大河ドラマ・ドラマ10・土曜ドラマ・土曜時代ドラマなどがありますが、若者向けで最も挑戦的なのが、土曜深夜の「よるドラ」枠。

『ゾンビが来たから人生見つめ直した件』『腐女子、うっかりゲイに告る。』『だから私は推しました』『いいね!光源氏くん』とタイプの違う名作を次々と生み、現在放送中の『ここは今から倫理です。』はさらに攻めています。

そんな「よるドラ」枠が4月からお引越し。月曜日の夜10時45分からになります。現在の時間帯は、テレビ朝日とフジテレビもドラマを放送している激戦区だっただけに、正直ありがたいなと。

さて、お引越し第一弾となる作品は『きれいのくに』。『俺のスカート、どこ行った?』（2019年）を手掛けた、気鋭の劇作家・加藤拓也さんのオリジナルのジュブナイルＳＦ。公式のあらすじは一読してもちょっと謎ですが、一応まとめてみます（敬称略）。

ほとんどの大人が同じ男（稲垣吾郎）と女（加藤ローサ）の顔をしている世界。恵理（吉田羊）と宏之（平原テツ）夫婦は、謎の女（蓮佛美沙子）の登場で不可解な出来事に遭遇。一方、いつもつるむ高校生5人組の一人・凜（見上愛）は、恵理と映画館で出会い…という青春ダークファンタジー。

稲垣さんは朝ドラ『スカーレット』に続いてＮＨＫ連ドラに登場。加藤さんは出産・育児で女優業休止していましたが、配信ドラマ『地獄のガールフレンド』で8年ぶりに復帰して以来の作品。三上さんは『恋つづ』『MIU404』に端役で出ていましたが、今回はメインキャストのようです。

続いては、これまた蓮佛美沙子さんが出演、主役を務める4月期ドラマ『理想のオトコ』。原作はチカさんの同名漫画（全7巻）。脚本は朝ドラ『どんど晴れ』、大河ドラマ『天地人』の小松江里子さん。

久しく恋愛から遠ざかっている美容師・小松燈子（32歳）。ある日、10歳上のマンガ家・ミツヤスと出会うと共に、親しくしていた高校の同級生・圭吾と再会し、人生一番の“モテ期”に突入。対照的な2人の男性の間で揺れる、アラサー女子のリアルラブストーリー。

蓮佛さんというと、三浦春馬さん＆多部未華子さん主演映画『君に届け』で、多部さんの親友役が記憶に残るところ。三浦さん主演の遺作『天外者』では、その妻役を演じています。恋愛ドラマでは、名作『お義父さんと呼ばせて』で、遠藤憲一さんの恋人を演じました。

今回のドラマが放送されるテレビ東京のパラビ枠では、現在『おじさまと猫』が好評。枠としての特徴はあまりなく、恋愛系では『来世ではちゃんとします』、『38歳バツイチ独身女がマッチングアプリをやってみた結果日記』などを放送。

最後もテレビ東京で今春放送される『私の夫は冷蔵庫に眠っている』。原作は、コミカライズもされた八月美咲さんの同名ラブサスペンス小説。主演は本仮屋ユイカさん、夫役に白洲迅さん。

佐藤亮（白洲さん）と暮し始めた如月夏奈（本仮屋さん）でしたが、ある日、亮が豹変して暴力を振るうように。耐えられなくなった夏奈は、衝動的に亮を殺害し、冷蔵庫に隠す。やっと自由になれたはずの夏奈でしたが、翌朝、何もなかったかのように亮が現れ…というストーリー。



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