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ドラマ日記『どうする家康』&『ブラッシュアップライフ』(第5話)

今川家の人質としてひっそり生涯を終えると思っていた元康(後の徳川家康=松本潤さん)が、個性派だらけの家臣団の助けを借りながら、乱世に飛び込んでいく、スピード感あふれる波乱万丈のエンターテイメント『どうする家康』の第5話「瀬名奪還作戦」。

今川を滅ぼすと信長(岡田准一)に約束した元康は、その前に、駿府に捕らえられている瀬名(有村架純さん)を取り戻そうと決意。家臣たちの反対を押し切り、イカサマ師と呼ばれ嫌われている本多正信(松山ケンイチさん)の妙案に望みを託す。

『100万回 言えばよかった』でも好演している松山さんが、『平清盛』以来11年ぶりとなる大河ドラマへの帰還。さすがに大河主演俳優だけあって、胡散臭い本多正信を、余裕すら感じさせる軽妙演技。

正信が瀬名奪還作戦に引き入れたたのが、服部半蔵(山田孝之さん)とその郎党。半蔵というと、フィクションの世界では千葉真一さんなどが演じ、カッコいいイメージがありますが、まさかの陰キャラ(笑)。郎党集合の合図はピタゴラスイッチ!

救出計画は瀬名に知らされ、父の氏純(渡部篤郎さん)も賛同するのですが、母・巴(真矢ミキさんが)が、瀬名の幼馴染・お田鶴(関水渚さん)に情報を漏らしたため、その兄・鵜殿長照(野間口徹さん)に服部郎党は討ち取られ、ほぼ全滅。

服部郎党に「虫けらどもが!」と毒づいた、眼鏡をはずした怖い系の野間口さん。その1時間半後に始まった『ブラッシュライフライフ』では不倫男を演じていて、麻美(安藤サクラさん)に「あのぎょう虫!」と毒づかれるという(笑)。

地元の市役所で働く実家住まいの独身女性・近藤麻美33歳(安藤サクラさん)が、ある日突然、赤ん坊時代に逆戻り。麻美の〇周目の人生が始まるタイムリープヒューマンコメディ『ブラッシュアップライフ』の第5話。

人生3周目はテレビ局で働き、ついにプロデューサーデビューすることになった麻美。企画したドラマは、同じ人生をやり直す女性の物語『ブラッシュアップライフ』。もちろん実体験。しかし、脚本家や監督から内容が地味だと言われてしまい…。

恐らく業界あるあるなのでしょう。ドラマの衣装合わせ時に、スタッフ全員が出演者に自己紹介するという謎の風習。このシーンだけのために、『家売るオンナ』(2016年)の屋代課長役の仲村トオルさんが登場する贅沢。

「情けは人のためならず」…当初の目的は自分の徳を積むためであったにせよ、3周目の人生に入った麻美は全力で、時として怖いほどに、今週も周囲の人たちを救っていきました。

玲奈(黒木華さん)が見ていると言っていたドラマが『獣になれない私たち』(2018年)。黒木さん自身がヤバい女役で出ていました。今週、最後にかかった曲はマキシマム ザ ホルモンの「恋のメガラバ」。玲奈がカラオケで歌っていたという設定のようです(覚えてない)。

余談:NHK『ラジオ深夜便』3時台「にっぽんの歌こころの歌」を二日連続で聞きました。野口五郎さん「私鉄沿線」は、スマホなどない時代、駅に“伝言板”がまだあった頃の失恋&未練歌。奥村チヨさん「恋の奴隷」は、男性の好みの女性になりたいという、今聴くと隔世の感がある昭和ソング。


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