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新ドラマ『桜の塔』&『ちむどんどん』&『ソロ活女子のススメ』

“演劇界の革命児”といわれた、劇作家で演出家のつかこうへいさんが亡くなって10年。代表作『熱海殺人事件』は今も再演され続けていますし、風間杜夫・平田満・阿部寛・富田靖子・草彅剛・石原さとみ・馬場徹など(敬称略)、つかさんの薫陶を受けた俳優たちは、今も第一線で活躍しています。

そんなつかさんに師事した脚本家が羽原大介さん。映画『パッチギ!』『フラガール』で日本アカデミー賞優秀脚本賞受賞。ドラマでは、『モリのアサガオ』、朝ドラ『マッサン』、『昭和元禄落語心中』など傑作も少なくなく。そんな羽原さんが、再び手掛ける朝ドラが『ちむどんどん』。

沖縄返還50年のタイミングとなる2022年前期の放送となる同作。舞台は沖縄で、主演となるヒロイン役には、沖縄出身にして、NHKの御用達女優の黒島結菜さんに決まりました。

復帰前の沖縄「やんばる地方」で、4人兄妹の次女として生まれ育ち、復帰とともに、東京で働き始めるヒロイン・比嘉暢子(黒島さん)。遠く離れても、家族の絆に励まされながら、ふるさとの「食」に自分らしい生き方を見いだし、やがて沖縄料理の店を開くことに。

続ていては、刑事(警察)ドラマ乱発気味のテレビ朝日が、4月期に放送する『桜の塔』。玉木宏さん主演で、脚本は『3年A組』『ニッポンノワール-刑事Yの反乱-』の武藤将吾さん。テレビ朝日では『仮面ライダービルド』を担当しました。

幼少期の“ある出来事”が火種となり、権力を渇望する警視庁捜査共助課の理事官・上條漣(玉木さん)。どんなに汚い仕事もためらうことなく遂行し、《野望の階段》を駆け上がっていくことに…。組織内の《パワーゲーム》を描きながら、《野望と正義が入り乱れる究極の人間ドラマ》。

警察内部の権力闘争や保身・腐敗・犯罪・闇といったテーマは、これまでもちょくちょく描かれてきました。『踊る大捜査線』『ケイゾク』『ウロボロス〜この愛こそ、正義。』などなど。新たなる傑作が生まれるかな。

共演陣には、広末涼子、仲里依紗、森崎ウィン、橋本じゅん、高岡早紀、光石研、吉田鋼太郎、椎名桔平(敬称略)と豪華。広末さん・吉田さん・光石さんは『ウロボロス』にも出てましたね。

最後は、名バイプレイヤーとして、毎クール引っ張りだこの江口のりこさんが、民放ドラマ初主演となる4月期ドラマ『ソロ活女子のススメ』。朝井麻由美さんの同名エッセイを原案に、ドラマ『ファーストクラス』の及川博則さんが脚本・監督を務めます。

出版社の契約社員・恵(江口さん)は、会社の同僚から飲み会に誘われるものの、誘いを断り足早に退社する。その理由は“ソロ活”。好きな時に好きな場所で、ひとりでしか味わえない贅沢な時間を過ごすため、恵は今日も新たな“ソロ活”を探し求め、ある場所へと向かうのであった。


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