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ドラマ日記『100万回 言えばよかった』&『あなたは私におとされたい』

絶対に不倫しない男・相澤直也(村井良大さん)×絶対に不倫させる女・立花ノア(鶴嶋乃愛さん)、理性と誘惑の攻防、ギリギリの不倫サスペンス『あなたは私におとされたい(あなおと)』の第2話。

ゴルフ練習場で偶然、部下のノアと出会った直也。ノアからおすすめのゴルフ練習場があるので一緒に行こうと誘われ、とりあえず連絡先を交換する。後日、直也はノアの営業先に同行することに。向かった先は不気味なビルで、中に入ると不審な男が登場し、2人はトラブルに巻き込まれる!

反社組織風な男に枕営業顔といわれたノアは反発するも、頭に水をぶっかけれられます。慰める直也に、週末ゴルフに連れて行って欲しいとお願いするノア。しかし、実は反社組織風な男はノアと通じていて、全てはヤラセ。単なる不倫ものではなく、サスペンス風味が色濃くなってきました。

郷ひろみさんのヒット曲に、「How many いい顔」という歌があります。1980年リリースで、阿木燿子さん(宇崎竜童さんの妻)の作詞。そのサビに「処女と少女と娼婦に淑女」というフレーズがあるのですが、ノアが見せる様々な女の顔にピッタリだなと。

部下の平野(内藤秀一郎さん)と3人でゴルフ練習場に行く予定が、ノアが裏から手を回し、平野は前日酔い潰れさせられ来れなくなり。二人きりで一気に距離を縮めたノアと直也。

帰宅の車内。直也の掌のツボをマッサージしながら、「ここは人の三大欲求を刺激するツボで…食欲、睡眠欲…そして…」と直也を見つめるノア。あざと過ぎる(笑)。翌日、車の中に女性向けのハンカチを発見した、直也の妻・夏菜(宇垣美里さん)。地雷まで仕掛けていったノアでした。

突然の死によって、運命が引き裂かれてしまった悠衣(井上真央さん)と直木(佐藤健さん)。そして2人を繋ぐ唯一のよすがである譲(松山ケンイチさん)。非情な運命に必死で抗い、奇跡を起こそうとする3人を描く“切なくて温かい”ファンタジーラブストーリー『100万回 言えばよかった』の初回。

幼馴染でお互いを運命の相手だと確信していた悠依と直木。悠依にプロポーズしようと決めた矢先、直木は不可解な事件に巻き込まれてしまう。直木を懸命に探す中、悠依は刑事・魚住譲と出会う。

TBS金曜10時枠でスタートした本作。キャスティングは最高ながら、正直タイトルがダサいなと思っていました。映画『50回目のファーストキス』みたいなダサさ。

個人的には同枠で放送された『最愛』のような、シンプルなタイトルが好きで。「○○~○○~」みたいな「~」を付ける長ったらしい、自信無げなタイトルが嫌いです(例:『女神(テミス)の教室~リーガル青春白書~』)。検索しにくいですしね。

ストリー的には、映画『ゴースト/ニューヨークの幻』風な設定に、女性殺人事件と直木の死を巡るサスペンスが加わり、最終的には『100万回生きたねこ』的なメッセージを伝えようという意図があるのかな、このドラマのタイトルには。朝ドラ『おかえりモネ』の安達奈緒子さん脚本。

やっぱり井上さんの演技はいいですね。佐藤さんと松山さんとの絡みも絶妙。回想シーンでのキスも可愛かったですが、ちょっと驚きました。なにせ『おかえりモネ』では、最後までキスシーンがなかったので。

脱線になってしまいますけど、あれ何でなかったんでしょうね。朝ドラでもキスシーンは時々ありますし(例:佐藤さん×永野芽育さん『半分、青い。』)、清原果耶さんは後の『ファイトソング』で初キスシーン。事務所判断?

話戻って、直木の死。自殺とは考えにくいので、事件か事故か病死(突然死)。オリジナル作だけに、まだ展開は読めませんが、物語に身を任せて毎週楽しんでいきたいと思います。

余談ながら、出演している大人計画の平岩紙さんと荒川良々さんって、昔付き合っていたという話がありましたね。劇団あるあるですが(平岩さんは後に別の男性と結婚)。


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