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ドラマ日記『危険なビーナス』(最終回)

獣医の伯朗(妻夫木聡さん)が、弟の妻を名乗る楓(吉高由里子さん)に翻弄され、遺産相続争いに巻き込まれていく『危険なビーナス』最終回。不評だった伯朗妄想シーンの意義が最後に回収されました。

明人(染谷将太さん)を誘拐した犯人の要求メールを再び受け取った伯朗。再び「貴重なもの」を探し出すために「小泉の家」を訪れ、今度はあっさり研究記録を発見するのですが…というストーリー。

大方の視聴者の予想通り、伯朗の母(斉藤由貴さん)を殺したのは憲三叔父さん(小日向文世さん)。『MIU404』に引き続き、狂気の演技を見せてくれました。灯油は撒いちゃうし、まさにmad  mathematician。

楓が捜査員というのも想定内ながら、明人と百合華(堀田真由さん)が結婚することになったり、元美(中村アンさん)が伯朗に関して身を引く展開はちょっと意外。圧倒的に元美派だったのになあ。

最後は、恒例の伯朗妄想シーンが現実になるという、これまた読めたオチではありましたが、この最後のシーンのために、毎回サスペンスの緊張感を壊すような妄想を入れ続けてきた制作陣の勇気?がすごい。

『半沢直樹』に力を入れ過ぎた反動なのか、東野圭吾×黒岩勉の組み合わせにしてはちょっと冴えない作品となってしまいましたが、最終回は面白かったです。


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